どんぐり1号のときどき日記
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2006年04月02日(日) これで中国の入門書?

 会社の人から、ジョージ秋山の「中国入門」を借りたので読んでみた。
 はっきり言って、これはひどい本だ。いや、中国に対する内容がどうのこうのではない。内容としては別に目新しい事は描いておらず、ある程度勉強している人にとっては、ほとんど常識の範囲内だ。
 時々「中国の裏事情」なんてセリフが出てきて、さもスクープのように書いているが、別に裏でもなんでもない。ただ単に日本のマス・メディアが流していないだけで、日本でもいろいろと情報は流れているのである。

 では何がひどいのかと言うと、漫画としての形を成していないのである。
 まず「絵がヘタ」なのである。往年の勢いはどこにもないし、コピーの多用、バックが白、デッサンが狂っている、などなど漫画としてのレヴェルが著しく低い。
 そして構成もメチャクチャである。誰の視点で物を語っているのか、良く判らないし、何を言いたいのかも断片的で不明瞭だ。話の途中で何の脈絡もなく突然他の人が乱入するというパターンも多いが、あれでは漫画の意味がない。数ページ毎に意味もなく登場人物が変わる(江戸時代の庶民、現代の評論家、ギター侍等々、本当に節操がない)。漫画にするならそれなりの描き方をしてもらわないと、内容を理解してもらうという意味では失格だろう。

 そもそもあの程度の内容なら、雑誌で10ページもあればおつりがくる。「300ページを越える1,500円の本」では高すぎる。

 という訳で、同じ1,500円の「スターログ」を買う。
 しかしなぜか「ウルトラヴァイオレット」の話題がない。もしかして日本では夏以降の公開予定なのだろうか。でもそろそろ取り上げてくれてもいいと思うのだが。なにせカート・ウイマー監督作品である。期待するなと言う方がムリだろう。

 そして「SFマガジン600号記念特大号」が届いたので引き取ってくる。
 確かに神林長平の「戦闘妖精雪風」が、第三部としての短編で載っている。次は夏頃の予定だそうだが、実はアニメ版のラストに着想を得て書き始めたのだそうだ。そんな事を書かれると、なんだか一抹の不安を覚えてしまうのは私だけではあるまい。
 でも彼の代表作でもあるのだし、はずれる事はないだろうと思っている。そして願わくば、一作目のようなメカの描写をやって欲しいのだが。


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