どんぐり1号のときどき日記
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ちまちまとネット巡り。
いつの間にか、IGの石川氏の話をまとめた「雑草魂―石川光久アニメビジネスを変えた男」という本が出版されている。ネットである程度読んでいてなかなか面白かったので、これは買っても良さそうだ。 通常、ビジネスでアニメを取り上げた本はつまらない、というか大概論点がずれている。アニメの事を理解していないのに無理やりビジネス論と結びつけるからだ。だがネットで読む限りは、石川氏の取ってきた戦略をそのまま載せているので、実に面白いのである。 しかしIGを立ち上げるとともに、子会社に投資専門会社を作っていたとはさすがだ。作品の独立性を保つために最初からそこまで考えていたとは、やはり大した男である。石川氏が面白いのは戦略設計の巧みさと一種無謀とも思える賭けのアンバランスさが同居しているところにあるが、これを読む限りはその行動にもかなり計算されたバックボーンがあるという事が判る。 いずれ本を買って読んでみないといけない。
ところで。 リチャード・レスター監督の「新・三銃士/華麗なる勇者の冒険」が見たいので、DVDで出ていないか調べてみたのだが、まだ出ていないようである。これはデュマの原作にもある「三銃士/四銃士」の20年後を、なんと16年後に前作と同じメンバーで撮影しているのである。まあ作品としてはかなり無理があるという事だが、とりあえず見たいものは見たいのである。なにせ大好きなレスター監督作品だし。
そして調べている過程で「三銃士/四銃士」のネット・レビューがいくつかあったのだが、これがなかなか面白い。 多分往年の映画好きだと思われる人のレビューはほとんどが面白いと誉めているのに対し、多分最近の映画しか知らない若い世代は「つまらない、何が面白いのか全く理解できない」という酷評ばかりである。これは明らかに映画の見方が変わっているという証拠であろう。 私自身は劇場公開時に観て、実に面白い作品だと思ったし、DVDで出たのを買って見た時もやはり楽しめた。実際このレスター版は原作にもっとも忠実な作品と言われており、それなりに評価は高いのである。 しかし昨今のハリウッド系の派手なシーンに慣らされている層には、インパクトがないと感じるのだろうし、頭で考える部分や小ネタを楽しむ余裕がないのかもしれない。この映画は大作なのだが、イギリス映画らしいこじんまりとした所もある実に優雅な作品なのだ。
こういう映画の良さが全く理解できない人というのも、なんだかかわいそうだと思ってしまう。
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