どんぐり1号のときどき日記
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2006年01月08日(日) ハービーと金星ロケット

 今日は「ハービー/機械じかけのキューピッド」を見る。原題は「HERBIE/Fully Loaded」である。

 実は昨年夏に映画館でチラシを見て非常に気になっていた作品で、「ハービー」という言葉と車体に「53」のマークが付いたフォルクスワーゲンの写真を見れば誰でも「ラブ・バッグ」のリメイクだと思うだろうし、ネットで調べたらやはりリメイクだと書いてあった。
 しかしいざ見始めたらとんでもない、これはリメイクなどではなく、正当な「パート6」なので本当に驚いてしまった。ちゃんとオープニングで過去の栄光と没落を見せて、ハービーは今どこに? となって始まるのである。もうここだけで劇場公開当時に見て気に入っていた私は引き込まれてしまった。

 少し見始めると子どんぐりも一緒になって見始めてしまい、結局最後まで見てしまったくらいだから、それなりに良くできているのだ。まあイギリスの子供向け番組の「ブルン」のモトネタと言ってもいいので、あれが大好きだった子どんぐりとしては気になってしまったのだろう。

 もちろんストーリーは単純明快だが、ハービーの動きは相変わらずメカニカルな特撮を駆使しているのが良い。
 そして、音楽にステッペン・ウルフとかTレックスとかボストンなんかを使ったりして、ある程度広い年齢層を楽しませようと努力している点もファミリー向けとしてはいいだろう。

 ただこの手のカーレースは、ストックカーのレースではなく公道レースの方が合っている。平坦なレース場では映画的な見せ場は限定されてしまうし、実際ゴール直前の機動はちょっと…、である。でもそれなりに楽しませてくれるのだからディズニー映画としてはあれでいいのかもしれない。

 ちなみに「ラブ・バッグ」には過去5作品が作られていたが、『ラブ・バッグ』(1969)、『続・ラブ・バッグ』(1975)、『ラブ・バッグ/モンテカルロ大爆走』(1979)、『ビバ!ラブ・バッグ<未公開>』(1980)、『新ラブバッグ/ハービー絶体絶命!<テレムービー>』(1997)となっている。意外と人気があったのだ。

 そしてちょっと調べると、1/18のミニカーがJOHNNY LIGHTNINGという会社から出ていたのが判った。現在は生産中止らしいがこれは欲しかったなぁ。

 その後、買い物から帰ってきたどんぐり2号が、近所のレンタル・ショップで「金星ロケット発進す」のDVDが980円で売っていたという。言わずと知れたスタニフラム・レム原作の映画化作品である。
 早速行ってみると確かにあったが、ランニング・タイムが79分であった。現在日本で売られている物はこのヴァージョンだから仕方がないのだが、元は109分、ドイツ版に至っては130分なのだという。これは一度見たいものだが、とにかくないよりはマシという事で買ってしまう。

 いずれ1980年代以降のSF映画と言われる物は、アクション中心のSFモドキばかりであり、市場がそれを求めていたのだから仕方がないのではあるが、時々は本格SFを中心に据えた映画というのを見たくなる。
 やはりこういう映画は独特の実に良い雰囲気を持っていて、1960年製作なので映像としてはどうしても弱いのは認めるが、思考が流されるのではなく、考えながら見てしまうというところが良いのである。それが本来のSF映画というものだろう。
 もっともそういうSF映画自体の絶対数が少ないのだが…。

 今日は両極の映画を見たという事になる。ただし良い意味での両極である。


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