どんぐり1号のときどき日記
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| 2005年10月08日(土) |
「BLOOD+」始まる |
今日からプロダクションIGの新作「BLOOD+」が始まった。土曜日の18時というとんでもない時間帯である。
近年のアニメは、「劇場版機動警察パトレイバー」を始めとして「攻殻機動隊S.A.C.」までも、すべて大人のキャラクターの作品ばかりを見てきた訳である。もちろんこの場合の大人とは、見た目の問題ではなく「大人の行動、思考」の事だ。パトレイバーの後藤隊長や攻殻機動隊の各メンバーなど、どう考えてもガキの行動パターンではないのは明白だろう。 そして今回の「BLOOD+」であるが、はっきり言って主人公以下の高校生キャラには違和感があった。というより、もはや私もこういうキャラに耐えられる年ではないという事だ。劇場版はひたすらシリアスだから、違和感はなかったのである(劇場版は当然以前出たDVDソフトで持っている)。 現時点で出てくる大人の設定も、最近のアニメ作品を見ている中学、高校生に合わせているようだ。このままのキャラ構成では見続けるのはちと辛いかもしれないが、あの「BLOOD」がベースにある以上、見なければならないのである。
とりあえず劇場版、今回の第一話、そして30分の特別番組を見た感じでは、彼らが何をやろうとしているのか、おぼろげながら見当はついたように感じるが、全50話だからどうなるかは判らない。なにせ土曜日の18時という放映時間帯である。途中からスポンサーの横やりが入る事も考えられる。 もちろんIGだからあるところまでは充分に耐えられるだろうが、やはり最後はスポンサーの意向は無視できない。それを無視してどこまでやれるか、だろう。その辺で押井氏のネームヴァリュー、石川氏の実力を藤咲監督がうまく利用すれば良いし、いい作品なら自ずと結果はついてくる(ついてこないかも知れないのが、テレビの怖いところだし限界でもあるのだが)。 それを考えると「攻殻機動隊S.A.C.」「攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG」は凄い作品だし、素晴らしい仕事だったと思う。テレビ放映だけでは、当初のアウトラインが完結する事はなかったかも知れない。
いずれ今回の「BLOOD+」の目的のひとつには、企業として当然の「利益追求」が含まれているのは明白だ。 アニメ製作会社はボランティアではない。その利益をテレビ・シリーズのみでどこまで稼げるか、石川氏の今回のチャレンジはそこにあると思う。もちろん「攻殻機動隊S.A.C.」のようにかなり高度な内容で、という意味だ。 レヴェルを下げて稼ぐのなら、実はそう難しい事ではない。キャラクター優先で行えばいいだけだ。だがIG作品の特徴である「世界観」を先に作る事から始めると、勝負は難しくなる。だが多分、石川氏はIGの今後を考えて、あえてそれをやろうとしているのだと思う。 土曜18時という時間帯での駆け引きであり、その辺は楽しみでもある。
ちなみに「ユリイカ」10月号が「攻殻機動隊」の特集を組んでいた。「プロダクションI.G.」ではなく、「攻殻機動隊」である。もちろん今日買ってしまった。 まだこれしか読んでいないが、押井監督と「攻殻機動隊S.A.C.」の神山監督の対談は実に面白い。へたな企業誌を見るよりはよほど参考になる(と思う)。アニメ製作現場でのパワー・ゲームの方法論なのだから、普通の会社と同じ事をしているのだ。「人は嘘をつくが、作品は嘘をつかない」というのは至言であろう。
そして「ユリイカ」と共に、「世界の銃パーフェクトバイブル2」も買ってしまった。あの小林宏明氏が書いているので、それだけで信用できる内容だと判断できるのだ。これでまたもや金がなくなってしまう。
話は変わって。 今日のエキサイトの記事の中で、夕刊フジのパートに「キース・エマーソン迫力サウンド健在! 」というのがあった。 はて、大阪は13日だし、東京は15〜16日である。なんだろうと思って中を覗いてみると、今回の来日の宣伝だった。 そして後には2枚組DVD「ビヨンド・ザ・ビギニング」の宣伝と、ウドーの問い合わせ先が載っていた。つまりチケットが余っているという事なのかも知れない。もともと新宿厚生年金会館では大きすぎるのである。まさか八戸でのボストンのように、中止なんて事にならなければいいのだが。
そしてアマゾンで「ビヨンド・ザ・ビギニング」を発注してしまった。もしかしたらライヴ会場でサイン付きとかを売るのかもしれないが、まあこういうのはさっさと買っておくに限るのだ。
そして明日はまた会社である…。
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