どんぐり1号のときどき日記
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2005年08月20日(土) 一種の文化祭か

 明日は会社に出なけばならないので、今日は休む。しかし二度も携帯に電話がかかってくる。困ったものだ。

 そんな今日は産業技術総合研究所東北センターの一般公開という事で、なんだか良く判らないが行ってみる。
 入り口の脇では、癒し系のアザラシ・ロボット(まるでゴマちゃんだ)と遊べるのだが、これがなかなか面白い動きをする。各種センサーを搭載して、ひところ流行ったアイボのような予測の難しい動きをするのだ。
 気になるお値段だが、別に歩く訳でもなく腕の中で甘えるのがせいぜいなのに、350,000円である。さすがにこれは高すぎる。ほとんど売れないと思うのだが…。

 とりあえず「無重力を体感する」というコーナーに予約を入れて、その間に一般展示を見る。これは簡単に言えば「文化祭」なのだが、大人と子供のどちらをメインの対象にとらえているのか今ひとつ曖昧だ。

 子どんぐりが呼吸中に含まれる二酸化炭素量の測定をやっている間、隣では粘度でできたスクリーンにプロジェクターで映画らしきものを映していたのだが、聞くとこれはアイマックス・シアター用に作られたソフトをDVDで販売しているのだそうだ。見ていてなんとなく「人は大空へ」のような雰囲気を感じていたので納得する。これはゆっくりとソフトを探してみるのもいいかもしれない。
 もし多くのタイトルがあるなら、「人は大空へ」のソフトが是非欲しくなる。これは1980年頃に品川で行われた宇宙博において、仮設のアイマックス・シアターで公開された作品だが、色々と思い入れがあるのだ。
 こういうソフトを売っているという情報を仕入れられただけでも、行った価値はあったかもしれない。

 だいぶ待たされたが、「無重力を体感する」コーナーを見てみる。
 対象は明らかに小学校低学年だが、無重力状態と真空を混同している子供が多いようだ。あれだけシャトルからの映像を流しているのに、なんだか教育の敗北だと思ってしまう。
 講師はなかなか面白い人で話術としては楽しいのだが、やはりもっと天井が高い場所でないと、ペットボトルを放り上げる実験でも中が良く確認できない。これは非常にもったいないと思ってしまう。
 ま、それでもそれなりに楽しめたと言うところだろうか。

 しかし暑い一日だった。夏がキライなので、早く秋になって欲しいと思う。


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