どんぐり1号のときどき日記
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| 2005年08月19日(金) |
パトレイバーは息が長い |
昨日は書き忘れたが、子どんぐりが日曜に松島で作ったコップが届いた。 ほとんどが職人の手になる物だけあって、手作り陶芸とは違い初めからさまになっている。気泡が入ってはいるが(落すと割れるな)、なかなか良く出来ていると思わせる。子どんぐりも満足しているようだ。 これでもう少し安くて頻繁にやっていれば、実に楽しいイヴェントなのだが。
唐突だが「機動警察パトレイバー」を読み始めたら、これが止まらない。この作品と「究極超人あ〜る」が、ゆうきまさみの二大傑作と言って間違いないだろう。 特にパトレイバーは押井監督が傑作アニメとして製作してくれたから、原作と映像化作品の両方が傑作と言うきわめて珍しい作品となったのである。
そもそもパトレイバーは、押井監督が映画化するにあたって後藤警部補という中年を主人公にしたが、当時からそれ自体に何の違和感もなかったし、マンガを読んでいても主人公は後藤等の「大人」だと感じていた。つまりこのマンガにおける本当の主人公は、想定読者が思うところの「中年」だった訳だ。 押井監督は、主人公は中年だと当時から力説していて、確かにアニメというものがどう考えられていたかを思えば言っている事の意味も理解はできるが、そもそも原作からしてそういう作品だったのである。あえて強調する必要すらなかったと思うのだが、やはりあの時代に少しでも売る事を考えれば、そう言わざるをえなかったのだろう。そのへんは、プロデューサー的素質も充分に持っている押井監督だからこそである。 いずれマンガの方も、あと10年はもつ作品とみて間違いはない。
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