どんぐり1号のときどき日記
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| 2005年07月03日(日) |
ロシアン・ルーレット |
今日も会社で粗仕事。 どうも上司は会社が好きなようだ。今日は会社の受水槽タンクの清掃の監督なので、終わったらさっさと帰れば良いのだが、床の交換を始める。なんだかとても楽しそうで、延々と微調整をしている。趣味がないと言っているが、その上家に居場所がないのではないだろうか。付き合わされるこちらがいい迷惑だ。
結局は13時過ぎに帰宅し、子どんぐりが興味を示している「道路資料館」へ行く。 町中が混んでいる上に、資料館の入り口が判りにくく、入館したのは15時を過ぎてしまった。それでも思った以上に見るものが多く、あっという間に17時になってしまう。ただしコンセプトがまだはっきりしていないという感じがするのは残念である。 ちなみに近いうちに道路博物館へとアップ・グレードするらしい。どちらも日本初らしいが。
夕方、いわさきさんから電話。 7/18に仙台へ来ると言うので、会う事にした。さて、誰かこの日に付き合ってくれる人はいるかな。
山田正紀「ロシアン・ルーレット」読了。 なんだか「神狩り2」と雰囲気が非常に似ている。というか「神狩り2」が2001年から始まった「ロシアン・ルーレット」の影響を受けてしまったのだろう。 ありていに言って、どちらの作品の雰囲気もあまり良くはない。まず人物が薄いし、ご都合主義的に展開される部分が多い。そして全体的に構成が散漫な感じがする。 だがこうした欠点は多いが、部分部分でいい感じがした小説である。つまり映画で言えばB級である。妙に記憶に残る部分があるのだ。例えば「殺された人間が殺した人間に取り付くのではなく、殺した人間が殺された人間に取り付く」というセリフが出てくるシーンは、平凡だが怖いシーンだったりする。
今回2作続けて読んだ感じでは、山田正紀はどこへ行こうとしているのか、どうも良く判らない。少なくとも昔より文章が下手になっているように感じてしまったのだが…。
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