どんぐり1号のときどき日記
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2005年07月04日(月) デジタルかアナログか

 そろそろ真面目にカメラを何とかしないといけない。いい加減動作が怪しくなってきた。
 もちろん撮影のしやすさという点で一眼レフに勝るものはないのだが(もっと高いのは別だ)、ここで問題なのはフィルム・カメラにするかデジタル・カメラにするかである。

 ここまでデジタルの環境が社会的に整備されていれば、もはやデジタル一眼でも構わないのである。というか、多分これからはフィルムの環境はどんどん悪くなり、デジタルが圧倒的に便利な世の中になっていくだろうと予想はつく。それでもデジタルに今ひとつ踏み切れない理由はただ一つ。まだ「過渡期」だからだ。
 もちろんプロ用と言われる「キャノン EOS 1Ds Mark 2」や「ニコンD2X」が楽々買えて、デジタルの進化と共に買い替えもすぐに出来るようなら何の不安もない。一度買ったら簡単には買い換えられない身分だからこそ悩んでしまうのである。

 コストパフォーマンスに優れるニコンD70sやキャノン20Dあたりが価格的に私の買える限界なのだが、それでも不満点があるから買えない。価格を考えたらフィルム・カメラのキャノンEOS7sが一番いいのだが、フィルムの現像がだんだん不便になりそうで、やはり躊躇してしまう。
 いっそのことEOS KISS 7にしてしまうと言う手はある。3年持てば充分という程度の耐久性しかないが、性能だけで言ったらEOS 7sと互角なのに実勢価格が5万をはるかに切っているのだ。EOS KISS 7の問題は、あまりに小さく持ちにくいのと華奢だという点だろう。やはりフィールドでカメラを扱っていれば、どうしてもぶつけたり落したりという事はあるし、いざという時にしっかりとホールディング出来ないようでは困ってしまう。
 同じようにデジタル・カメラは精密機械なので、雨や衝撃に弱いし、ホコリにも弱いのがほとんどだ。結局どのカメラにしても一長一短で、価格を考えるとこれだという決定打がない。

 もう画素数などは問題ではなく、使いやすいかどうかが一番問題なのだが、これで満足できる一眼タイプのデジカメは、20万円以下の物にはない。とくにファイダーが全滅だ。これからは高齢化社会を視野に入れた開発をしなければならないし、それでなくともファインダーは見やすい方が絶対にいい。
 つまりCCDへのゴミ対策とファインダー対策が、現状のデジタル一眼タイプにおける最大の問題なのである。
 特出した機種がない現状では、本当に悩んでしまう。


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