どんぐり1号のときどき日記
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| 2005年06月27日(月) |
「OCTAVARIUM」はなかなか良い |
昨日買ったDREAM THEATERやVAN DER GRAF GENERATORを聞く。 しかしランニングタイムが76分というのも、なんだか不思議な感じだ。元々彼等のアルバムは71分以上のものがあるのだが、元々CDというのは71分しか入らないメディアのはずだ。やはりこれは圧縮技術の進歩なのだろうか。
それはともかく今回の「OCTAVARIUM」は、最近のDREAM THEATERのアルバムとしては非情に判りやすい作りになっているように感じる。なんというか、いかにも彼等独特の音作りだとすぐに判るのだ。 一流のアーティストは独特の音作りをしているケースがあり、それが一つのアイコンであり、特徴である。それは聞けばすぐに判る類のもので、例えばクイーンのブライアン・メイのギターなど誰でも判るし、キース・エマーソン独特のフレーズは「エマーソン節」と呼ばれている。ジョン・アンダーソンの声もそうだと言える。 つまり今回は、俗に言うDREAM THEATER系の音作りが、昔に近くなったように感じるのだ。それが悪いというのではない。音楽として進歩していれば容認される事だ。良く言えば、バランスが取れているという事だろうか。
そしてこれは強調しておきたいのだが、今回のアルバムを聞いていると、全体に楽しそうに演奏している様子が判るのだ。あえて言えばノリのいいライヴを聞いている感じなのである。 それとジェイムズ・ラブリエの声の成長はすごい。単調ではなくなったし、歌い方のヴァラエティもかなりの広がりを見せている。これは注目に値すると思うのだが。 つまり楽器のパートも声のパートも、文字通り変幻自在になった訳である。こうなるとライヴに行きたくなってしまう。
VAN DER GRAF GENERATORの「STILL LIFE」は、まだ全部聴いていないが、実に懐かしい感じの音だ。改めて聴くと、思っていた以上にジェネシス系の音に近いのだと感じる。いずれ初期の作品は揃えていかなければ。
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