どんぐり1号のときどき日記
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| 2005年06月28日(火) |
テ、テ、テ、テルミン |
今日の河北新報に、テルミン奏者の記事が載っていた。 岩手県の陸前高田市に在住の岡田久美氏で、まこさんも習っている竹内正実氏から学んだそうである。つまり本物である。 そしてこの人はテルミンの出前をしているらしい。と言うといかがわしいが、ボランティアで子供達のために演奏会を開いているらしい。職業は保母だというからなんとなく納得できてしまうが、それでもボランティアができる程度のテクニックはある訳で、近くで講習会なんかを開いてくれないものだろうか、と考えてしまう(ちなみに演奏会の要請は090-1370-8639へ、との事なので、近隣で子供達のために聞かせてあげたいという人は是非依頼してみて欲しい)。
やはりこういうのを習得するというのも時の運で、結局教えてくれる人と地理的時間的な条件が一致しないといかんともしがたい。テルミンはかなり独特なので、独学はかなり難しいと聞くし、特に最初が肝心で、ここで回り道をすると本当に時間の無駄になるらしい。 その気になればテルミン自体は購入できるのだから、やはりあとは教えてもらう環境である。なんとかならないものだろうか。
ちなみに私が初めてテルミンを見たのは、ご多分に漏れずツェッペリンのライヴ映像である。つまり30年以上前の話だ。その後なかなか見る機会はなかったが、テレビ・ドラマの「ブラック・アウト」(現代版の怪奇大作戦だ)で主人公の椎名桔平が演奏(するフリなのはもちろんだが)するシーンで、久々に現物を見たのである。LDボックスの特典映像には少し面白い映像が入っているが、いずれまだまだ一般的ではなかった。
まあそんな程度で、本当に目に触れる機会は少なかったのであるが、テルミン博士が実は生きていたというニュースのおかげで、なんだかプチ・ブームになったのは不思議である。なにせテルミン博士本人の劇場映画まで公開されたのだから恐ろしい。本来はドキュメンタリーなのだが、それでもこうして色々な映像が見られるようになった訳で、プームというのもそれほど悪くはない。
いずれまこさんが子供達にテクニックを伝授していったら面白いのだが。 なにせまこさんはロッカーである。ロッカーがテルミンを演奏していったらどうなるのか、それを次世代に伝授していったらどうなるのか、本当に興味は尽きないのであった。
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