どんぐり1号のときどき日記
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2005年05月24日(火) 商店撤退

 まとめなければならないデータがあるのだが、そろそろ目が限界である。という訳で23を過ぎて退散したのであった。

 ところでお偉いさんが得意先からゴディバのチョコをもらってきたが、ゴディバの名前を私より若い人が知らないというのもどういうものだろう。食べた事がなくとも、名前くらいは知っていてもいいと思うのだが。それでいてすぐに飛びついて「うまいかどうか判らん」というのも、ブタに真珠である。
 この場合、猫に小判では猫に対して失礼だろう。

 仙台駅前の「アイエ書店」が、6月で閉店するという。
 まあ丸善とジュンク堂が駅前に来てしまったら、これはもう勝ち目がないのは判る。でもここは高校の頃に、早川の銀背が残っていたので随分と利用したものだ。つまり小さいながら意外と思い入れのある書店である。
 消えると言えば「お茶の池田」も一番町から撤退するという。ここは初売りの名物だったお茶箱を出している事で有名だったので、風物詩が消える事を意味する。かなり残念がる声が聞こえているが、時代は変わりつつあるという訳だ。

 ちなみにアーケード街や一番町を歩いて、昔と一番変わったと感じるのは「とにかくうるさくなった」という事につきる。宣伝や店の売り込みの騒音が凄いのである。今までは正月などうるさくて当たり前の時ばかり歩いていたので気にしなかったが、いつもうるさいのだとようやく気づいたのである。
 やはり地方都市なのだから、それなりに静寂感があってもいいと思う。わざわざうるさくする必要などないだろうに。
 あちこち移り住んだ経験上から断言するが、若者にのみ媚びている地域は確実に廃れる。それはブームに振り回される事を意味するからだ。やはりトラディショナルな部分を軽視してはいけないのである。
 とは言え、流れとして結局はどんどん変わっていくから、ほんとうにまごついてしまう事も多い。

 結局いろいろな店がなくなっていったが、その中で一番驚いた&悲しかったのは、一番町のMGCである。ああいう店が繁華街の真中にあったなんて、今となっては信じられない事だ(ちなみに藤崎の向かいにあったのである)。
 あの店があったから、昔の仙台にもスタイリッシュな部分があったと断言してもいい。とにかく昔のモデルガン・ショップというのは、ちょっと大人の雰囲気を漂わせていたものである。


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