2002/9/3 1:22 今日の日記の登場人物は、A、B、C、D…。 そして僕だ。 あえて分かりづらく書こうと思う。 それなりに、理由があるから。
単なる疑心暗鬼だということは分かっている。 こんなこと、あり得ないってことも分かっている。
A、Bは知人同士で、BとCも知人同士だ。さらに、CとDも知人同士で、 その全員が、僕と面識がある。 そのうち、A、B、Cはこの日記の存在も知っていると考えられる。 そして、AとDのプロバイダは同じで、他は、僕も含めてすべて違うプロバイダを用いている。
僕は、Dからメールを受け取って有頂天になっていた。 そして、今日またメールがやってきた。 この、2通目のメールが、疑念の種だ。
文章がおかしい。内容がおかしい。 決定的な矛盾はないが、細々とした部分で気になる点がある。 文章はいい。はっきり言ってDのことなどなにも知らないし、 個性と言ってしまえばそれまでだ。 しかし、内容はやはり少し変だ。 冷静に眺めてみたら、どう考えてもおかしい、というほどではなかったのだが。
Bは、この件の詳細を知っている。 Aも、Bと知人なのだから、同程度の知識があってもおかしくない。 ここから、次のようなストーリーが考えられる。
動機は不明だが、AとBが話し合った末、Dのメールを偽造することを考える。 …ってあれ? あ、なんだ。 そうだ。Dのコンピュータ名が不明だ。 これでは、この偽造は極めて困難だ。 まあ、不可能ではないから、一応話は続けることにする。
Dのメールを偽造する際、 不可欠なのが、Dのコンピュータ名、プロバイダ、メールアドレスだ。 メールアドレスだけ偽装するのは簡単だが、 メールのヘッダを見れば、プロバイダとコンピュータ名も分かる。 そのため、その2つの情報が必要なのだ。
この情報の入手が極めて困難なのだが、 一応、BとCが知人同士で、CとDが知人同士なので、 BがCを通して情報を入手できるとする。
Dの情報を入手したBは、そのすべての情報をAに渡す。 Aはここで、僕ではなく、CにDのふりをしてメールを書く。 そのメールの内容は、メールアドレスの変更を報せるものだ。 そしてそのメールの中に、メールアドレスを変更したということを、 僕にも連絡するように記述する。
CからDのメールアドレス変更の知らせを聞いた僕は、 早速Dにメールを送る。 しかし、そのメールアドレスは、実はAのものなのだ。
メールを受け取ったAは、慎重に返信の内容を検討する。 もちろん、AとBとは相談しあう。 結果、10日以上も経って、AからDのふりをしたメールが僕に届く。 これは、Bからではダメだ。 Aからでないと、プロバイダの違いがヘッダに現れてしまう。 ヘッダなど、好きなように書き換える手段があるのかも知れないが。
その結果、割と自然な内容のメールを書くことに成功する。 さらに、僕の返信に答えるためなのか、再び返信を書く。 わずか2日で書いただけに、粗の目立つ内容だ。
特に買い物のくだりが極めて怪しかった。 Dなら近づきもしないだろうと思われるものに関することを平気で書いている。 だが、Dとよく似ているが、Aならその程度のことは、普通に書いてもなんの不思議もない。 実際、僕と会ったときもそのような言動をしていた。
Dの家からは、地図で単純に見ると、大学へは電車一本で行けるように見える。 乗り換えなど、必要なさそうに見えるのだ。 その電車は武蔵野線というのだが、この電車、 東京の北部を経由し、極端に大きく回るようになっている。 なんと、東京都西部から、埼玉県、千葉県を経由するのだから、相当に大きい。 外郭環状道路よりもさらに外側を通る。 いくら乗り換えがなくても、この電車を利用するのは非現実的だ。 なんと、ほとんど一本で行けるにも関わらず、2時間近くかかるのだ。 一本の長さがこれほどある電車も珍しいだろう。 だいたい、東京より西側に住んでいるのに、 一度千葉県まで行ってから戻ってくるなんてそれ自体が非現実的だ。 そのような書き方をしているのも、少し変だった。
あとはまあ、課題のこと。 なんだかややこしい課題が出ているという話だったのだが、 うちの大学でそれほどややこしい課題が出るとは考えにくいのだ。 運動量理論という話なのだが、 これはそもそも、プロペラの回転数と推力の相関を考察するための理論だったのだから、 プロペラ以外の話は特にいらないはずだ。 そのような話が出ること自体、おかしい。 そもそも、課題に「解け」を書いてあった、というのもおかしい。 運動量理論を利用して考察せよ、という課題で、 あえて「解け」と書いてあるとは考えにくい。
というわけで、AとBが結託していると考えれば、 一応メールを偽造するということが、できなくはないのだ。 また、状況証拠もないことはない。
ちなみに、細かいことを挙げていけば、矛盾点は無数にある。 Dは、前まで名字、名前の順に自分の名前を書いていた。 それなのに、最近来た2通のメールには、名前、名字の順に名前が書いてあった。 あと、署名が違うというのも怪しいと言えば怪しい。 毎回署名を変えれば、昔のメールと署名が違っていても違和感を感じないということだろうか。
まあ、と言っても、これはあくまでも風呂の中で考えたお話だ。 実際、そんなことはないだろう。 どう考えても、それだけ面倒なことをやって得られる利益が存在しない。 単なるいたずらにしては手が込みすぎてるし…。
ちなみに、上に書いたようなことが本当にできるかどうか、 一応、いろいろ試してみた。 少なくとも、メールの偽装ができることは間違いない。 他人になりすましてメールを書くことなど、造作もないのだ。 特に、メールアドレスだけの変更なら自分のメールアドレス部分を変更してやればいいだけなので 極めて簡単にできる。 プロバイダはごまかしようがないので、そのプロバイダと契約するしかないだろう。 少なくとも、僕の知る限りではそうだ。 まあ、これだって、Hotmailなどだったらそれほど難しいことはないかも知れない。 コンピュータ名は、偽装しようとする相手のコンピュータと同じ名前にしてやれば問題ない。 すべての情報は、偽装元のメールが一通あれば入手できる。
それも、送信にはパスワードが必要ないという要素が大きい。 ユーザIDは大抵ニックネームだから、こちらも調べる必要がないのだ。 たぶん、IDの認証もしていないと思うのだが。
ところで、僕のデジカメには、音楽を再生する機能がある。 これがあるから、わざわざ高い金を出してデジカメを買ったのだ。 付属機能なんていらないことが多いのだが、 ポータブルMDもMP3プレーヤも持たない僕には、必要な機能だった。 しかし、この機能には重大な弱点があった。 なんと、96kbpsのMP3データしか扱えないのだ。 せめて128kbpsくらいあれば…。 インターネットで公開されているMP3データも、ほとんどが128kbpsか、でなければ64kbpsだ。
とりあえず、RealJukeboxのMP3データ作成機能が、 ちょうど96kbpsが限界だった。 ということで、自分のCDからデータを作るときはこのソフトを使うことにした。 あとは、その他の入手手段だ。 フリーのMP3データに96kbpsのデータなど少ないだろう。 変換の手段を考えなければならない。 まあ、変換なんてしなくてもどうにかなるかも知れないが。
それはそれとして、 96kbpsのMP3データを、たまたま少量だが入手できた。 そしてその音を聴いてみたのだが、なんだか音が悪い。 同じ96kbpsのデータなのに、自分でCDから作ったデータの方が良いように聞こえるのだ。 CD-ROMドライブの性能差か、それとも、ソフトウェアの性能の差か…。 ちなみに、データを作成する速度は13倍程度だ。 結構速く感じるが、どうなんだろう? CPUの利用率は70%程度になっている。 どうやら、RealJukeboxというのは、デフォルトの設定では その程度しかCPUパワーを使わないように設定されているようだ。 なかなかよい設計だと思う。 ギリギリまで酷使されたら、このPCのような不安定なシステムでは アッと言う間に落ちてしまう。 事実、このデジカメの話を書き始めた直後、一度落ちていて、 今書いている文は、再起動して書き直しているのだ。
今も試しにコピーしてみているのだが、 コピー後のCDに触れるとかなり熱い。 どうやら、相当負担をかけているようだ。 まあ、全速で読み込めばそれも仕方ないだろうか…。
そういえば、PHS用に買ってきた、2.5から3.5へミニプラグの端子を変換する道具なのだが、 どうやら、使えないようだ。 僕が買ってきたのはモノラル用なのだが、どうやらPHSはステレオ対応らしい。 なんと言うことだ…。 250円がパァだ。 このくらいなら別に構わないのだが、そんなことを言っていると、 だんだん出費が増えていく…。
ふと思った。 どうして毎日毎日こんなに遅くなるのか、と。 冷静に考えてみれば、夜の方が涼しいからに決まっている。 昼間の暑い時間にいろいろやろうなんて気にはとてもならないが、 夜だったら比較的涼しいから、まだやる気になる。 たぶん、そんなところだろう。
今日は、久しぶりに眠くなった。 夜に眠くなるなんて何日ぶりだろう。 意図的に睡眠時間を短くした効果があったのかも知れない。
2002/9/3 3:32
|