Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年09月01日(日) WASABI

2002/9/1 16:33
映画「WASABI」を見た。
ジャン・レノと広末涼子が共演している、なかなかおもしろい作品だ。
とても格が釣り合わないんじゃないかと思ったが、そんなことはなかった。
借りるときは、250円は高い、と思ったが、
見てみると、そんなことはないという感じだ。
どうも今のドラマを見ていると、広末涼子はこの時期がピークだったんじゃないかという印象を受ける。

せっかくDVDを借りたので、いくつか試してみた。
まずは字幕。
まあ、見づらいとは言わないが、画像の上に字が重なってしまうとつらい。
あと、これは僕だけかも知れないが、
字に気を取られると映像がおろそかになってしまう。
やはり日本語吹き替えの方が良さそうだ。

それから、二カ国語が両方楽しめるということだが、
少なくともこのDVDは、日本語の方がいいと思う。
広末涼子のフランス語は悪くないし、他のフランス人の言葉だって
フランス語の方がいいに決まっているが、音があまりに悪い。
広末涼子はまだそうでもないが、ジャン・レノの低い声は思い切りゴモゴモしている。
僕はヘッドホンを使ったからまだ分かったが、
これが質の悪いスピーカだったらとても理解できなかっただろう。
そもそもサンプリングレートが違うんじゃないかと疑いたくなるほど悪い。
少なくとも、録音環境が悪かったことは間違いないだろう。

あと、ミコっていうネーミングはどうなんだろう…?
今まで20年間日本人をやって来て、一度もミコなんていう名前の日本人には会ったことがないのだが。
宝塚あたりにはいるのだろうか。

ちなみに、日本文化そのものは嘘臭くないのだが、
話自体は非常に嘘臭い。
そういうのに抵抗のある人は、とても見られないかも知れない。
まあ、そもそも、ジャン・レノ1人で何十人も蹴散らしていく
というストーリーそのものが嘘臭いのだが、
その辺はお約束だから気にしないことにすればいいだろう。
こんなことを書いていいのかどうか知らないが、
ジャン・レノも広末涼子も、最後の最後まで傷1つ負わない。

さて、んなことやってないで、とっととノートでもまとめるかな…。
それから、DVDを返しにいかなければ。
当日に返却すれば、100円も安くなるのだ。

2002/9/1 17:16

2002/9/2 4:42
早く寝よう早く寝ようといつも思っているのだが、またこんな時間になってしまった。
やれやれ…。困ったことだ。
それよりも困ったことは、ちっとも勉強してないということだが。
最初の試験は9月13日。
そして、その試験の前に補講がいくつかあるから、
時間はあまり多くはない。

せっかくだから、各教科の対策でも練ろう。
最初が教育心理学。
この教科は、金曜日の一限という時間の問題もあり、
半分くらい欠席している。
出席を取っていたら、試験の受験資格すらなかったところだ。
ということで、ノートが半分欠けているのではとても対策の練りようがない。
あるノートだけよく読んでおいて、あとは常識で判断するしかないだろう。
持ち込みは不可のはずだから、専門用語を多用する文章を書かされたりはしないはずだ。
記号の選択式が理想なのだが、さすがに大学でそれはないだろうか…。

そのあと、商船概論の試験がある。
この試験は、とにかく知っていればいいはずだから、
とにかく事前にノートをまとめておくに尽きる。
必修だし、可を取る分には問題ないだろう。
問題は、どうやって優を確保するかだ。
はっきり言って、6月に提出した汐路丸の実習レポートはとても出来がいいとは言えないものだった。
汐路丸の実習そのものには積極的に参加したつもりだが、
小中学校じゃあるまいし、そんな関心・意欲・態度など評価対象にはならないだろう。
ちなみに、この内容は、簡単に言えば、
商船を使う上での法律の知識がメインで、それに付随する知識がつながる、という感じになる。

次が施設計画。
この講義は、結構よく聞いていたし、
頭を使っていればできないことはないはずだ。
数学も、かなり基礎的な内容しか要求されていない。
資料が多くあるので、丁寧に目を通しておけば優を狙えるはずだ。
ただ、資料が多くあって聞きやすかったのは僕だけではないので、
試験が難しくなる可能性がある。
そうなると不利だが、なんとしても良くらいは確保しておきたい。

そのあとに、流通管理費用分析がある。
流通という分野をコストの面からとらえる講義だが、
はっきり言って、なにを言っているのかよく理解できなかった。
たぶん、前半最大の問題となることだろう。
講義のペースが極端に遅く、範囲が狭いのが唯一の救いだ。

次にあるのが認知情報処理。
それほど難しい分野ではないのだが、この講義も一限にあったために、
まともに出席していない。
それが問題になるだろうが、こいつは教育心理学と違って、
彼女が一緒に講義を受けている。
あまり頼るのも問題だから、少しだけ頼らせてもらうことにしよう。
まあそれも、夏休み後、彼女と会ってみてどういう感じなのかで決めることだが。

そのあとに、情報通信システムの試験日程が組まれている。
しかし、この試験はすでに受けたので、おそらくは再試験だろう。
7月に受けた試験で、この試験では優を取れたはずだ。
自分で言うのもなんだが、必要最低限はきっちり勉強していたはずだ。
この範囲は基本情報技術者試験にも出題されるのだが、
少なくともこの分野に限っては不安はない。

そのあとには物流施設の試験がある。
受験者の半分が不合格という、恐ろしい必修科目だ。
必修でなければ間違いなく捨てている。
過去問などを参照し、重点的に対策を練る必要があるだろう。

このあとにあるのが、確率論。
確率論は、評定の平均を下げてしまうおそれがあるので、
勉強が進まなかったら捨てることも視野に入れる必要があるだろう。

次に、交通システム工学がある。
この講義、僕は相当真剣に聞いていたつもりだ。
教官が、この大学には少ないアメリカ留学経験者ということもあり、極めて優秀なのだ。
実際、言うことも理路整然としており、説明も非常にうまい。
さらにこの分野はその教官のまさに専門であり、
現代の大学環境の中では、特に恵まれていると言える講義だった。
さらに、と言ってしまっては問題かも知れないが、
多くの人たちが、自分の専門分野と遠いためにあまり真剣に勉強していなかった。
そのために、試験は易しくなるものと予想できる。
ここは確実に優を確保しておきたい。
交通の需要予測が最も重要な項目となる。
個人的にも興味があるだけに、何としてもマスターしておきたい。

次は知識情報処理システム。
7月の後半にレポートを書いたが、その試験だ。
レポートも試験も両方成績評価に用いるという、
この大学としてはかなり厳しい方法を採っている教官だ。
それだけに試験も困難になることが予想できるが、
この教官とはすばらしく相性がいい。
今まで、この教官の講義で試験を受けて、
1位以外になったことなど、小テストを除けば、まだない。
正直言って、彼女には勝てないだろう。
UNIXからプログラミング技法まで研究し、卒業論文まで書いた相手に勝とうとは思わない。
にしたって、優は確保できるはずだ。落とすわけにはいかない。

そのあとにあるのが、輸送機器設計。
輸送機器設計と銘打っているが、設計思想論とでも題すべき内容だ。
工学者として、設計をするときにはどのような心構えで臨むべきか、という話がメインだ。
それ以外に、現代の機械制御には不可欠となりつつある、アセンブラも試験範囲に含む。
ただ、このアセンブラは極めて基本的な内容で、
しかも、プログラミングをろくに知らないこの大学の人たちにも解けるような問題になるはずだ。
設計思想と制御の問題が重要になってくるだろう。

最後に、最適化数学が控える。
この科目も極めて微妙だ。
線形計画法も変分法も、どうしても必要になるとは思えない。
特に変分法は、必要になったとしても、僕に使いこなせるとは思えないのだ。
情けない話ではあるが、この科目に全力を費やすわけにはいかない。
ただ、この科目の前には休みが多くある。
3日あるから、この間に決着が付かなければ、試験を放棄することも考える必要があるだろう。
はっきり言って、優は期待できない。
大学院への推薦を考えると、評定平均を下げるわけにはいかないのだが…。

最後の最後、9月30日になって、流通情報工学実験の試験がある。
「実験の試験」なんてなにをやるのだろうと思わされるが、要は論述らしい。
7月頃に実験についてまとめたこの日記と、
あとは運動量理論などの話をある程度理解しておけば、問題はない、と思うのだが…。
実験の方案などを細かく聞かれたら、自信はない。
この試験の前には、最適化数学以上に時間がある。
もし友人たちに聞いても要領を得ないようだったら、
何らかの対策を練る必要があるだろう。

これで、僕のすべての試験は終わる。
12科目…。多いと言えるかどうか、微妙な数だ。
たぶん、多くも少なくもないのだろう。

ところで、日曜日ということで、また太陽の季節を見た。
だが、最近のこのドラマは、だんだん書くべきことがなくなってきた。
いよいよ佳境という感じになってきただけだ。
脇役たちの動きはなかなか驚かされるものがあるが、
主人公たちは、序盤と同じことを繰り返しているようにしか見えない。
展開が早すぎたんじゃないかと思う。
もっとずっとゆっくり進めて、最終回付近にすべて押し込むようにしてしまってもよかったと思う。
…もっとも、最後がどうなっているのかなんてまだ知らないのだから、本当は何とも言えないのだが。

そういえば、ふと思い出した。
クォークカード、というカードのCMがある。
動悸が起きて、クォークカードを胸に押し当てたら治る、
という何とも嘘臭い内容のCMなのだが、これが実によくできていると思った。
というのも、このCMは誰もが同じような感想を抱くだろうと思うからだ。
あんなCMを見たら、誰だって「ウソつけ」と思うはずだ。
そんなはずはない、と強く思うだろう。
それだけで、きっとCMとしては成功だ。
ただまあ、クォークカードってのがどんなカードなのか全然知らないので意味はないような気がするが。

2002/9/2 5:27


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