Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年08月24日(土) 再び悪夢…

2002/8/24 7:13
また、悪夢を見た。
だから、こんな時間から日記を書いているのだが。

今度は、自分が苦しむ夢ではなかった。
始まりは覚えていない。
自転車で野球のグラウンドに通りかかったとき、歩いていて膝に猛烈な脱力感があったことを覚えている。
そして、その脱力感は徐々にひどくなった。
練習が終わる間際にグラウンドに行ったのだが、
そんなことは構わずベンチまではうようにして歩いた。
ベンチにたどり着いたときにはもう、あまりにひどい脱力感で歩くことすらできなかった。
休めば治るかと思ったが、結局入院することになってしまった。
この時点で夢だと気づけよ、と思ったのだが、
なぜか入院した病院は、父の会社の系列の、東工大付属病院。(笑)
東工大に付属病院なんてないはずだし、
民間企業に国立の系列病院があるはずもない。

結局、僕は謎の病名(病名を言われたのは覚えているが、オスカー・なんとかとしか覚えていない)の病気だと診断され、
入院することになった。
しかし、ベッドに寝ているともう、膝の脱力感はなかったので、
歩いてみたら案の定、何の異常もなく歩けた。
そこで一階のロビーに来たところで、医者と看護婦に見つかった。
歩けないはずの患者が歩いているのを見て、医者はあわてて僕の膝を見た。
医者は「治っている…!」と唖然としていた。
さすが夢だ。
一階のロビー、どこかで見たような風景だったのだが…。
吹き抜けがあって、ガラスの柵があって…。
そうだ。少し違うが、大学の新二号館一階のロビーだ。
そのロビーを、少しきれいにリニューアルした感じだった。

その後、展開を覚えていないのだが、
なぜか僕は、…。いや、待てよ。
そうだ。僕は、鞄をなくしたのだ。
鞄をなくして、なぜか4階に隠された特別処置室に行くことになった。
入室が許可された時間は21時6分ちょうどから、21時7分20秒まで80秒のみ。
厳重に保護された部屋へ、行くことになった。
理由なんざ覚えちゃいないが、
たぶん、僕が入院したときの処置をそこでしたとかそんな理由だろう。

特別処置室の入り口には女性が立っていた。
出入りする人を監視しているらしい。
関係者以外は立入禁止の部屋で、そんなところに入れたのは
父の会社の系列の病院だったからだ。

特別処置室の中は凄惨な状況だった。
ちなみに、「特別処置室」というのは夢で見た言葉ではない。
ただ、それっぽい言葉を適当に当てはめただけだ。
なぜか女性ばかり、ベッドにズラッと並べられて寝ていた。
4人部屋とか8人部屋とかそういうレベルではない。
生まれたばかりの新生児の部屋のように、ズラッと並べられていたのだ。
目を反対側の廊下に向けると、そちらにもすさまじい病状の人間がいた。
そちらはなぜか1人しか印象に残っていない。
豚のようにむくれた、異常な顔の女性がいた。

結局、特別措置室の中には、鞄はなかった…。
ん?いや、おかしいな…。
そうだ。特別措置室へ行く前に、鞄は見つかったんだったか?
なぜか友人が3人ほど来ていて、彼らが持ってきてくれた気がする。
吹き抜けの2階部分から身を乗り出して鞄を見せてくれた記憶がある。

いや、やはり一度、僕はその場を去ったはずだ。
その去り際、なぜかそこに、彼女にそっくりな人がいた。
苦痛に顔をゆがめて、ベッドに横たわっている。
僕と目が合ったが、まさか、と思って僕はその場を去った。
父の力で無理矢理入っているのだ。
あまり余計な干渉をすべきではない。

一度目はエレベータで出入りしたのだが、
二度目は「秘密の部屋にエレベータが止まるはずはない」という矛盾した理屈があり、階段で向かった。
足が悪かったのは、いつの時代の話だろう?

いったいどの場面だったのかは覚えていないが、
背が高くて、黒縁のメガネをかけたやせ形の医者がいたのを覚えている。
読んだことのない人ばかりだと思うが、
「エンジェリックレイヤー」や、「ちょびっつ」に出てくる
白衣を着た男をイメージするといいのではないかと思う。

とにかく、また特別処置室へ向かった。
階段では、まるでドラマの「サトラレ」に出てくる監視役のような2人組の男女が見張っていた。
ただ、顔は神田うのではなかった。
なかったが、美人なのに化粧が濃すぎる嫌な感じだったので、
おそらく僕の神田うのに対するイメージが反映されたのだろう。

2度目も、なにをしに向かったのか、よく分からなかった。
今、39分。
日記を書き始めてから26分も経って、だいぶ夢の記憶も薄れているようだ。
とにかく、特別処置室に入って、中を見た。
今度は、彼女たちの会話が聞こえた。
「あなた、ランクはいくつ?私はAよ。」
すると、病状のひどそうな人間が、つらそうに答える。
「私は…、Kよ。」
そんなような会話がわいわいと聞こえる。
僕の耳に、ナレーションのような声が聞こえる。
ここは特に重症の患者を、隔離するための部屋だと。
…いや、違うな。僕が夢の中で思ったのか。
まあ、どっちなのかは覚えていない。

やはり、彼女に似た患者がいた。
また、目が合った気がした。
今度は、僕は室内まで入ったが、やはり彼女には声をかけなかった。
彼女は苦痛に顔をゆがめて、僕を見ている。
ここで、僕は医者と何か会話を交わした気がするが、覚えてはいない。
それが当初の目的だったのかもしれない。

患者の部屋は、すべてガラス越しだ。
だから、中に入らなくても中の様子が分かる。
僕が部屋を出て、部屋の前から立ち去ろうとしたとき、彼女が叫んだ。
僕の名字を呼んだのだ。僕がビクッとして立ち止まり、振り返ると、
顔の皮膚が変色している彼女が、今度は僕のファーストネームを呼んだ。
どうでもいいが、どちらも君付けだった。
僕は、その場に立ち止まって恐怖した。どうしよう…、と。
次に、再び彼女は僕の名字を呼んだ。
そこで僕は、たまらなくなって、扉のところまで走って病室に駆け込んだ。

お節介な患者が僕に教えてくれた。
「彼女、これからレーザーメスで顔を焼き切られるのよ。」
僕は、ハッとして彼女の方を見つめた。
「助けて!」
彼女は苦痛にうめきながら叫んだ。
僕は、その場に立ちつくしてしまった。
手術のためだろう。看護婦と医者がベッドを運び出していく。
しかし、なぜか彼女と僕との距離は離れることはない。
すぐ近くにいるのに、僕は彼女になにもしてやることができない。
手を握ろうにも、皮膚病ではそうはいかない。
あたりが暗転し、ベッドに横たわった彼女と僕だけになる。
僕の名を呼びながら助けを求める彼女を前にして、
僕は、なにもできない…。
ただひたすら無力感を感じて、目が覚めた。

…自分は特にひどい目には遭っていないが、たぶん、悪夢だろう。
足の脱力感は、さすがにひどい感触だったが、それでもたいしたことはない。
むくんだ顔で僕に助けを求める彼女に、なにもできなかったことの方がよほど悲しい…。
なぜ僕は、悪夢ばかりが記憶に残るのだろう。
いい夢だって記憶に残ってもいいのに。
たぶん、悪夢じゃないと、夢を見た直後に起きないからだろう。
とにかく、こんな夢を見たおかげで、朝早かったのに寝起きはよかった。

2002/8/24 7:54

2002/8/24 22:48
アクセス解析を見たら、またGoogleから検索してきている人がいた。
言葉は、また「汐路丸」…。
確か、24個目にヒットしたはずだ。
さすがに、汐路丸についての情報を載せているページは少ないのだろうか。
そのとき、少しおもしろいことに気づいた。
Googleのキャッシュが、7月31日のものになっていたのだ。
前のキャッシュは6月28日や7月3日のものだったので、少し新しくなったようだ。
Googleというのは、どういうシステムなのだろう?
ちょくちょくこの日記を検索してみて、
どのくらいの頻度で更新されているのか、見てみるとおもしろいかもしれない。

今日は、先輩と一緒に川崎のロボットコンテストに行ってきた。
相変わらず正式名称はよく覚えていない。
バトルロボットコンテストでないことは分かった。

このコンテスト、簡単に言えば、ロボットにケンカをさせる大会だ。
特徴は、なんと言っても足で歩かなければならないことだ。
やけっぱちだろうがうそっぱちだろうが、とにかく見た目は足のようになっていなければならない。
つまり、人類の生み出した最高の発明と言っても過言ではない、
車輪を使うことが禁止されているのだ。
もちろん無限軌道、通称「キャタピラ」も使用禁止だ。
まるで無限軌道に見えるような機体も存在するが、それはあくまでも見えるだけで、実際は違うらしい。

先輩と一緒に行って、実際、先輩の同僚の試合を見るために行ったのだが、
驚くべきことに、僕の大学の人たちが、その大会に参加していた。
その機体は、優れているとは言えなかったかも知れないが、
少なくとも、僕に作れないことは間違いない。
まさか出ているとは思わなくて、ひどく驚いた。
2機出場していたらしいのだが、結局、最後まで2機目は分からなかった。
今度、大学に行ったときにでも聞いてみることにしよう。
午前中、何度も何度も、見たことのあるような人たちがいたのだが、
まさか本当に同じ大学の同級生だとは思わなかった。
足で歩くロボットなんて、誰にでも簡単に作れるものではない。
それは、多数の不戦敗を出していることからも容易に想像しうる。
2割ほどが規定違反などの原因で試合会場に現れず、
現れてもそのうちの1割ほどが、試合前の歩行試験をパスできずに敗退する。
もちろん、これは僕の目測に過ぎないが、
たぶん、誤差はそれほど大きくないと思う。
実に、全体の3割が、試合前に消え去るのだ。

その先輩の同僚の人たちなのだが、実におもしろかった。
僕の見た限り、勝つことを目的にした機体がほとんどなかったのだ。
まったくないのかもしれない。
歩行する機械なのにプロペラがついていたり、展開して巨大化したりと、奇妙な機能がいっぱいだった。
勝つことは二の次、おもしろいことを最優先に作ったとしか思えなかった。

それにしても、久しぶりにまともに外出して実に疲れた。
今日は、一番上を見れば分かるように、7時過ぎには起きていた。
機能は2時頃には床に着いていたのだが、
ずっと夜更かししていたツケなのか、なかなか眠れなかった。
ようやく眠れそうになったら友人からメールが来たりもした。

そして、なんとか眠れたと思ったら、朝の悪夢。
確かに、パッチリと目は覚めたのだが、
睡眠によって疲れがとれたとは言い難い状況だった。
昨日、実際に眠ったのは3時も近かっただろう。
それで7時に起きたのだから、実際は4時間あまりしか寝ていないことになる。

突然だが、僕は金縛りが嫌いだ。
幽霊が嫌いだとか、そんな理由ではない。
残念ながら理由を明示することは、僕の能力では難しいが、
金縛りはおそらく、幽霊のせいではないだろう。
霊の存在は、科学的に証明されていないはずだ。
そんなものが原因で、実際に人間の体が動かなくなるはずはない。

僕の知る限り、金縛りの原因は、
脳が覚醒状態にあるにもかかわらず、体が睡眠状態にあるということだ。
体と言っても、実際は小脳が眠っている状態と言うべきだろうか。
体、特に筋肉は、電気信号が来たら収縮と伸張を繰り返すだけの器官に過ぎない。
だからきっと、詳しいことは知らないが、
金縛りというのは、小脳が眠っている状態なのだろう。

これがどのような状態を指すか知らない方もいると思うので、
一応僕の経験を示す。
ちなみに、感情的な反応は、あくまでも各個人によって異なる。
あくまでも僕の場合ということだ。

まず、目が覚める。しかし、身体が動かない。
…まあ、はっきり言ってこれ以上説明する必要はないのだが、
一応、もう少し詳しく状況を説明することにする。
意識ははっきりしている。
起きたばっかりなので少しぼんやりしているが、
それでも、明らかに夢でないことが分かる。
僕は、夢は夢と分かるようにしか見ることができない。
夢の世界にのめり込むような、はっきりした夢は見られないのだ。
だから、冒頭の悪夢も、僕自身はあくまでも傍観者だ。
よって、映画や小説のように、足が動かなくなったあと、
いきなり病院まで場面が展開したりする。
ちなみに、聞いたところによると、
必ず午前一時にテレビ番組のように夢を見る人もいるそうだ。
しかも、僕とは違って内容をかなり克明に記憶している。
朝起きて、いきなりPCを起動して忘れないうちに記録する、
などということをしなくても、問題は起きないのだ。

ただし、そうは言っても、
たまたま現実のような夢を見ているに過ぎないのかもしれない。
そのあたりを証明する術はない。
手足の感覚はある。顔は、自由に動いたと思う。
目も開けられたはずだ。
しかし、首から下がまったく動かない。
感覚はあるのに、動かすことができないのだ。
まるで、マトリックスの世界に入ってしまったような感覚だ。

そうなると、僕は恐怖を覚える。
いくら動かそうと思っても、身体はまったく動かない。
頭では、これは金縛りなのだと理解している。
だから、動かないのは当たり前で、放っておけばそのうち治るということも分かっている。
しかし、それでも恐怖する。
なにもできないのだ。
もちろん、眠ろうと思ったってそんな状態でなかなか眠れるものではない。
結局最後には眠ったわけだが、
そうなるまで、僕はかなり長い間恐怖していた。

とまあ、金縛りというとこんな感じだ。
だから、頭が起きているのに身体が起きていない状態なのだ。
もちろん、繰り返すが、夢かもしれないし、反応に個人差はあり得る。
その点は十分注意すべきだ。
金縛りくらいで動じないと言う人も多い。

さすがに、出かけると途端に日記の量が多くなる。
今日は悪夢も見たことだし…。
まったく、日記を書くために毎日生活しているわけではないのだが。
ただまあ、前にも書いたが、
日記にいいことを書けるよう努力するのは、悪いことではないだろう。

それで、今日はその先輩の家で、
僕から見ればかなり高級なオーディオ・システムを聞いてみた。
…驚いた。さすがに、ものが違うだけのことはある。
圧倒的な臨場感。
…しかし、それだけ。
なぜだろう?としばし考えた。
少し考えると、それが当たり前であることに気づいた。

そのシステムは、そもそも迫力だとか
派手な重低音とか、そういうことをあまり重視していないらしい。
重視していないというか、ピュアな音さえ楽しめれば、
そんなものはどうでもいいと思っている、と言ってもいい。
だから、派手な音もなにもないのは当たり前だ。
ただ、ごく自然な音があるだけだ。
機種やセッティングによって多少音に違いはあるようだが、
基本的には音源の音をそのまま楽しもうという姿勢らしいのだ。
その特徴は、僕の耳には、ただひたすらクリアであるとしか感じられなかった。
1つ1つの音が極めてはっきり聞こえる。
たぶん、そんな簡単なものではないのだろうが、
それ以上のことはよく分からなかった。

僕の価値観の中で、それと対極にあるのがAVアンプと呼ばれるものだ。
サラウンドアンプというのもこれに属するようだが、よく分からない。
このアンプは、とにかくシンプルな回路で、
音源をそのまま楽しもうとする上記のシステムとはまったく異なるアーキテクチャを持つ。
…コンピュータでなければアーキテクチャとは呼ばないかもしれないが、そんなことはまあ、いい。
まず、見た目が違う。
まるで最高級品のサウンドボードのように、多種多彩な接続端子を持つ。
そして、当然のようにグラフィック・イコライザを装備している。
だから、それに伴って、楽しみ方も全然違ってくる。
元の音を楽しむのではなく、迫力ある重低音や、響き渡る高音など、
リスナの好みに応じた設定にして音を聴くのだ。
もちろん、音源の質に応じて設定を変えることも自由自在だ。
ジャンルごとにグラフィック・イコライザを調整することなど、
ほとんど基本と言っても過言ではないようだ。
グラフィック・イコライザをMの字になるよう調整するなど、
個々人の好みや音源の特性に応じたコツがいろいろあるようだ。

当たり前のことだが、
このアンプの場合、入ってきた音と出ていく音はもはや別物らしい。
どのような設定にしても、入ってきた音がそのまま出ていくことはない。
なぜなら、多種多様な回路が音に干渉するからだ。
グラフィック・イコライザをフラットにしたとしても、
それは加工後の音をフラットに調整しただけで、
音源の音が直接出るのとはわけが違うらしい。

これもまた当たり前のことだが、
これらはまったく別物であり、これらはユーザが自分の好みに応じて選択すべきものだ。
クラシックなどを好み、迫力のある重低音などに興味がないのであれば
ひたすらピュアで自然な音を目指せばいいし、
J-POPなどを好み、元のままの音と言うより、とにかく部屋中が揺れるような
派手な重低音や、気分次第で音を自由に操ることを好むのなら、AVアンプやサラウンドアンプを用いればいいらしい。

J-POPでも自然な音の方がいいじゃないか、と思うかもしれないが、
実は、アーティストによっては、ピュアオーディオには向かない録音をしていることがある。
この場合、自然な音で鳴るはずなのに、とんでもなく高音と低音を強く感じる場合がある。
僕の聴く限り、Mr.Childrenやスピッツなどはその傾向が顕著だ。
逆に、宇多田ヒカルなどは、あまりそういうことはしていないようだ。

これは、別にMr.Childrenが悪いと言っているわけではない。
むしろ、宇多田ヒカルの方にサービス精神が足りないと言ってもいい。
…まあ、実際はよく分からないのだが。
どういうことかというと、当たり前だが、
普通、Mr.ChildrenのCDを買った人が、10万円以上の高級なオーディオ機器で聴くことはあまりない。
ラジカセだとか、ローエンドのミニコンポなどを使うのが普通だ。
そのような再生媒体は、低音や高音の再生にやや難がある。
それを補うためにダイナミックベースブーストなどと呼ばれる、
低音強調の機能を搭載している場合が多い。
しかし、そのような機能を用いなくても、低価格の再生媒体で十分に楽しめるよう、
Mr.ChildrenなどのCDは調整されているのだ。
だから、元の音を忠実に再現するシステムに通すと、少々異様な音に聞こえる。
つまり、そのようなシステムには向かないのだ。
宇多田ヒカルのCDなどだと、声しか聞こえないような場合もあろう。
しかし彼女の場合、圧倒的な歌唱力があるから、それでも別に問題はないのだ。
ただ、それなりのシステムで聴けば、ベース音までクリアに聞こえる。
ここまでは、あくまでも僕の感想だ。
他の人がどう思うかなんて、僕は知らない。

人によっていろいろ考え方はあるだろうが、
このような音源の場合、AVアンプの方が適していると僕は考える。
もともと音自体が作られた音であり、それを丁寧に再現する必然性は、そもそもあまりない。
極端な場合、歌手の声自体が加工されていることもあるのだ。

それから、ヘッドホンとスピーカのどちらがいいかということだが、
これだって好みによって分かれる。
ただ、僕の知る限りでは、金がないならヘッドホンの方がいい。
10000円程度なら、ヘッドホンの方がはっきりと音が分かる。
…もちろん、これだってクリアな音を求めるのが前提だが。
ヘッドホンもメーカごとに特徴があり、
僕が使っているSONYのヘッドホンは低音をかなり強調する。
そのため、長時間使用していると疲れるが、簡単にいい音の気分を味わえる。
それがいいことかどうかは人それぞれだと思うが。

実際は、ヘッドホンなど検討に値しないと言う人も多いのではなかろうか。
一方で、スピーカが検討に値しないと言う人は、
よほど金銭的に余裕のない人でない限り、あまりいない気がする。
なんだかヘッドホンをけなしているように見えるかもしれないが、
僕はヘッドホンの方が好きだ。ただ、なるべく公平に書こうとすると、こうなるに過ぎない。

続く。
2002/8/25 0:59


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