映画鑑賞日記
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ウインドトーカーズ 2002年09月10日(火)

☆STORY
 第二次大戦期、米軍はネイティブ・アメリカン、ナバホ族の言語を暗号に採用。兵士エンダーズはナバホ兵ヤージーの護衛に就く。共に戦火をくぐるうちに、彼らの間には絆が芽生えるが、やがてエンダーズは暗号死守のため決断を迫られる。

★感想
 後味悪っ!戦争映画はもういいやって感じです。といっても本来は友情を描いた映画なんだけどね。それなのにほとんどが戦闘シーン。ま、それなりに迫力もあったし、アメリカの兵士がとっても強いのも良くわかった。主人公が死守する暗号を使っておもしろいほど戦局がアメリカに有利になっていくのも良く分かった。
 
 そして日本兵の射撃の腕がめちゃくちゃわるいことも分かった。そして弱いことも…。ま、太平洋戦争の末期を描いた作品だからそうなのかもしれないし、別に日本を擁護しようとはこれっぽっちもおもわないけど、やっぱり後味は悪い感じ。戦争での友情ってなに?ってちょっと疑問をもった。
 
 誰がなんといおうと僕は日本人だからそう思うのかもしれないけど、日本人の兵士の間にも友情とかいろいろあったんじゃないのかな?なんかこの映画には関係ないんだけど、そんなことをちょっと思ったりしちゃいました。やっぱり戦争を題材にした映画はどっちかが悪でどっちかが善になっちゃいますね…。しかも自分の国が絡むと余計そう感じてしまうのかもしれないけど…。
 スターリングラードのときにはそんなことはおもわなかったから、やっぱり固執してるつもりはないとはいえ、日本に自分は思い入れがあるんだなと思ってしまいました。

 内容的には、とても分かりやすい展開で、うー、まあ別にひねりをいれればいいってもんじゃないとはおもうけど、単純すぎた気がしますね。なんか心理描写もそこまで上手く描けてなった気がする。少なくとも僕にはそれほど、かたい友情がうまれるのかどうか疑問に思っちゃったりしましたね。

 音楽はこれといって注目するところはなし。映像は、クリアで、当時の様子をうまく表現できてたと思う。「プライベートライアン」のときは戦闘シーンがあまりにリアルでやりずぎだとおもったけど、今回は戦争の悲惨さを伝えつつ、悲惨な描写は避けてる感じ。でも、逆に、それほど戦場の緊迫感、切迫感は感じられなったのはかなり残念。なんか結構兵士は疲れきってないし…、仲間もかなり最後まで残ってたし…。映像的にその辺はちょっと再現してほしかったとは思います。爆撃のすごさとかは結構伝わってきたけどね。

 そんなこんで、みようとおもってたパールハーバーもちょっと保留かも…。

総評 ★★☆☆☆(ちょっと厳しくつけすぎたかも…)
内容 ★★☆☆☆(…
音楽 ★★☆☆☆(ごめんなさい。印象にほとんど残ってない)
映像 ★★★☆☆(戦争ってのは良く分かりました)

上映時間:134分
製作年:2001
製作国:米
監督:ジョン・ウー
製作:C.O.エリックソン/テレンス・チャン/トレーシー・グラハム/アリソン・ローゼンワーグ
脚本:ジョン・ライス/ジョー・バッター
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:ニコラス・ケイジ/アダム・ビーチ/クリスチャン・スレーター/ロジャー・ウィリー/ピーター・ストーメア/マーク・ラファロ/ブライアン・ヴァン・ホルト

見た映画館:新宿パラス2

公式サイト:http://www.foxjapan.com/movies/windtalkers/index2.html


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