十夜一夜...Marizo

 

 

結論は紐 - 2010年10月25日(月)

毎週土曜日の講習、8日間が無事終わり
午後7時から打ち上げと称しての飲み会スタート。

幹事役ではあったが、宴会中盤からはもう
ただの酔っ払いであった。

それでも10時にはお開きとなり
私は地下鉄に乗車。
地下鉄駅からはタクシーに乗り
いざ支払いの段になって「お財布」がないことに気づく。


偶然にも、母への支払いのために
封筒に幾ばくかの紙幣が入っていたので
とりあえずタクシー代を支払い
帰宅後にかばんの中を探すも・・・
お財布はやはり見当たらないのである。

「うーん」

酔った頭でうなっていると
携帯に着信がきていた様子。

先ほどまで飲んでいた居酒屋から
「どなたかお財布をお忘れになった方がいらっしゃいます」と
留守電に入っていた。


いやーこっぱずかしいよ、まったく。
幹事のくせに酔っ払って財布忘れちゃってよ、てへ。


ってな感じでとりあえずお店に電話をした。


どういう状況で見つかったかわからないので
この際、現金が抜かれていても仕方ない。
しかしクレジットカードやキャッシュカードや
免許証や保険証(一切合財財布に入れてる)は
悪用されるとまずいのでお店の人に確認をした。


ありがたいことにカードの類はすべて揃っていた。


特に休日に予定があったわけでもないので
休み明けに取りに行きますということになり
翌朝の日曜日。


家族に「財布を店に落としてきた」という話をすると
姉が静かに小さな声で言った。


「MZOちゃん・・・最近・・・大丈夫?」



「大丈夫!」と言える筈もなく
「ほんとにねぇ」と苦笑いだったのだが・・・



昔々、HDOの仲間はわりと酔って
財布を無くす人が多かった。

だいすけ(仮名)とかしんいち(仮名)とか
サムちゃん(仮名)とか。


当時は「なんで無くすのか?」と不思議に思っていたものだ。


それが今では「何故か無くなっちゃうんだよね」みたいな
ことになっている。財布しかり、携帯しかり。


携帯を無くした時もそういえば姉に小声で
「紐とかで(カバンに)つけておけばいいのに」と
言われたことを思い出す。


姉は今までおそらく一度も携帯を無くしたことはない。
紐をつけているからかもしれないが
おそらく紐をつけるような人は
つけてなくても無くさないのだ。



そう考えると、無くす人は
何をしても無くすということなのか?


いやいや、まぁ、今回は事なきを得たけれど
いつなんどきまた同じようなことが起きることは
なんとなく、目に見えている(←おいっ)


「気をつける」ということが
出来ない酔っ払いだという自己認識を持ち
今後の飲み会に臨もうと思う。


まずは、紐だ!
Marizo







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