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やすみ日記
梅子
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2014年12月01日(月)
「本屋さんのダイアナ」柚木麻子

「大穴」と書いてダイアナと読む名前で、母親はシングルマザーでキャバ嬢。
洗練された家庭で育つお嬢様・彩子と仲良くなって、二人は互いの家庭に憧れます。

ダイアナの母親は、一見めちゃくちゃだけど筋が通っている。

彩子が大学に入ってから、ダイアナの人生と反転します。
このあたりが胸が痛い。その男はクソだよと本の中に入って言いたくなる。

田所さんが凄くいい人で、このまま結婚? と思ってたら、恋すら始まってなかったと知る瞬間のいたたまれなさ。
武田君、小3から22歳まで片思いでダイアナを見守るなんて。有り得ない紳士ぶりや。

自分と境遇の違う友達を、羨ましいと思ったときに読むと面白い本。
立場の違う人と、長年友情を育むって言うのは難しいね。

それにしても、ダイアナの由来は素敵だけど、もっといい当て字を考えてあげて!