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やすみ日記
梅子
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2013年03月17日(日)
64 横山秀夫

未解決の誘拐殺人事件をめぐって県警の刑事部と警務部が対立。
その間に立たされた、元刑事の広報官・三上が主人公。

密度の濃い文章で、これ読み終わったあと、しばらく、ほかの本もドラマも、頭に入ってきませんでした。
今年の本屋大賞、取って欲しいです!

三上は、俺は刑事がやりたかったのに、二渡のせいで、広報官になって裏切り者呼ばわりされてるんだ〜! って、勝手に二渡を憎んでますが。

県警が14年くらい隠してた「幸田メモ」の真相を一人で探り当ててるし。
広報の部下からは「あなたを失いたくない」って涙目で言われるわ、
ベテラン刑事からは、独り言で被害者父親の名前を教えてもらうわ、
ジャイアンな行動の割には、四方八方から好かれとるやん!

二渡は高校時代の剣道部で一緒、更に同期でトップだった男で、
三上は(あいつは剣道部で補欠だったから、エースだった俺を妬んでるんだ)って言ってたけど、
最後、二渡に「昔、交通費を貸しただろう。借りを返せ」と細かいことを言ってるあたり、仲良いんじゃ? と思う。
二渡は、単に、三上の精神的タフさと人望を買って、広報に異動させたのかも。

県警内部の抗争については、そんなことしてる暇があったら、犯人捕まえてくれよ! としか思わん。
一般人にとっては、県警のトップが本庁だろうが県警出身だろうが、優秀ならどっちでもいい。

雨宮さんはすごい執念だ。超人的能力。

三上の娘の行方がどうなったのか、気になる。