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| 2012年10月15日(月) ■ |
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| 「野いばら」梶村啓二 |
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たまたま、ロンドンで手に入れた150年前の手記。 それは、幕末の日本に滞在したイギリス人が、日本語教師への叶わぬ恋をつづったものだった…という話。
文章が美しくて。 昔の日本を、「貧しくても満ち足りて、清潔で、礼儀正しい国だった」と書いてる文章に、胸を打たれました。
二人のあいだを、植物への愛情が取り持つ、静かな描写が良かったです。
最後に老婦人が、手記を読んだ感想を「男って勝手ね」と言ってるのが、スパイス聞いてますな(^^; 許されない恋をした場合、大きな代償を払うのは、立場が弱い女の人なんだな…。ちょっと、欝になりました。
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