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やすみ日記
梅子
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2010年10月14日(木)
「プライド」真山仁

「ハゲタカ」の作者の、短編集です。
どれも、長編の出だしだけのような話ですが、着眼点が面白かったです。

「一俵の重み」
事業仕分け人VS農水省の官僚
のほほんとしてるが、実は凄腕な官僚。いいとこ取り男です(笑)
自給率のからくりとか、農業マメ知識面白い。
明らかに政治家の方が間違ってるのに、仕分けされてしまうのが悲しい。

「医は…」
一匹狼医師VS出世した医師。
実は、一匹狼医師が出世できなかったのは、出世医師が影で邪魔してたからでした。
親友だと思ってたのに! という話。

最後に、出世医師が、とっても良いポジションを一匹狼医師に与えて、終わりです。
ゆがんだ友情の形だったのかしら(^^;

「絹の道」
遺伝子学者が研究所を辞めて、自然な養蚕をやろうとする話。

絹織物についての薀蓄が面白いです。
オスしか生まれない蚕とか、今は遺伝子改良でそんなことまでできるのか!

効率重視の不自然な品種改良を行うと、しっぺ返しをくらうというテーマ。
「ルリボシカミキリの青」でも、狂牛病とミツバチの回で語られてましたね。

「プライド」
洋菓子メーカーの内部告発。
告発者が○○さんじゃなければ良かったのにな…。
○○さんはプライドを貫けても、他の人々の生活はどうなる、と思ってしまった。

「暴言大臣」
唯一、後味が悪いです。面白いけども。

「ミツバチが消えた夏」
報道カメラマンから、養蜂家に転職した男の話。

全世界で起っている、ミツバチ失踪事件について。
「ルリボシ〜」は品種改良原因説でしたが、こっちは農薬原因説です。
本当のところはどうなんだろう。関連書読みたくなってきた。