徳川幕府ができる頃、一つの村が消滅した…という史実を基にした小説です。 役人を殺した報いが、村人300人皆殺し。 こんな恐ろしい事件があったなんて、知りませんでしたよ!
村に、一人の武士がやってくる。 数日前まで人が暮らしてた様子なのに、村には一人も居ない。 不審に思ってると、森で村人全員の死体を発見…という場面から始まります。
そこから3ヶ月前にさかのぼるので、鬱度MAX。 検地役人と村人のいざこざが、悪い方へ悪い方へ転がっていく様子が、怖いけど面白い。
伝承しか残ってない事件を、見てきたかのように詳しく描けるとは、小説家って凄いなぁ。
疑問など。 鍛冶屋の佐市はどうなったの? もしかして、最初に出てきた、道案内の吾助と同一人物?(考えすぎ?) この事態を避けるには、 ・隠田を正直に申告 ・吉弥を小頭から外す ・藤九郎から村全員に逐一説明 すれば良かったのかな。難しいですね。
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