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やすみ日記
梅子
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2010年03月15日(月)
「インターセックス」帚木蓬生


医学の現場で、男女どちらでもない性の人をどう扱うか? がテーマの小説。
半陰陽で生まれた子供を、
「赤ん坊のうちに手術して、どちらかの性にすべき。でないと本人が混乱する」派の医師
「手術はせず、大人になってから、本人に決めさせるべき」派の医師
が出てきます。

手術による、身体的精神的な負担の大きさ。
身体の性だけで精神的な性も決まるのなら、性同一性障害は発生しないはずなので、身体を整えれば済む問題ではない。
などを考えると、健康体に手術するなんて無益だと思うのですが。
ただ、社会では「男でも女でもない人」は存在しないことになってるので、どちらかに決めないといけない。厄介ですね。
当事者の性自認がどうなってるかというと、「男性2/3 女性1/3」というように、グレーゾーンなのだとか。
戸籍の届出も、女・男だけでなく、「不明」って書いてもいいそうです。知らなかった。

体外受精で、男の子の受精卵の選り分けることが、90%以上可能っていうのも、ビックリだ。
そこまで出来るなんて、恐ろしいような気がしますが。

性差医療の話も面白かったです。
西洋医学の薬は、基本的に男性中心で試験してるので、女性に対しては効き方が変わってくるとか。
一方で、漢方薬は、昔から女性と男性を分けて考えてきたそうです。

医学って、「正常」と決められた方向に、患者を近づけていくものなので、本人にとって、それが必ずしも良いこととは限らないんですよね。

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「ボックス!」の映画化。

優紀役が高良健吾です。おおピッタリ!
けど、マネージャーが美少女なのは、残念…。美人じゃないけど、素直で性格良くて、皆から好かれてるってとこが良かったのに。

原作は百田尚樹。
天才型&努力型、高校生二人のボクシング物です。
幼馴染の二人が、お互いのことを好きすぎて、可愛かったです(笑)
http://www.box-movie.jp/