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やすみ日記
梅子
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2009年11月21日(土)
「鉄の骨」池井戸 潤

うわああ、面白かった!!
最後まで、息もつかせぬ展開でした。

中堅ゼネコン社員の主人公が、「談合課」と呼ばれている業務課へ配属になり、大型公共事業の受注に向けて四苦八苦する話。

談合は全て悪なのか? 談合がなければ業界はどうなるのか? と、純朴な主人公は悩みます。
考え方の全く違う、銀行勤めの彼女と、仕事の事でケンカする場面が面白い。
けど、その後の彼女は、むかつく! 二人の間でふらふらしやがって。ハッキリしろー!!

主人公の先輩が、普段ちゃらんぽらんなのに、凄く仕事の出来る人で、格好いいなー。
地下鉄工事の会議で「これで一番札はもらった!」と啖呵を切るところや、地下鉄工事から降りようとする常務に対して、怒鳴り込もうとするところが、痺れる。
良いところ取り男ですな。原作では太っちょ設定だけど、映像化されることがあったら、イケメンでお願いしたい!

尾形常務も、キレ者過ぎて、脳内映像では渋いイケメンになってます(笑)作中では「大仏様」というあだ名ですが…。
それにしても、最後まで読むと、ほんと怖い人だ。

今年、最も面白かった本の一つかも。

それにしても、公共事業の指名業者に選ばれるって、そんなに大変なことなのか…。
「磯崎新の都庁」を読んだとき、磯崎新アトリエは、東京都から当然電話がかかってきて「何でうちで選ばれたのか分からない」って言ってたのですが。謎だ。