「ROMES 06」五條瑛を読みました。 関空を思わせる空港に、テロリストからの予告状。果たして、最新鋭の警備システム「ROMES」を使って、空港を守り通せるのか!? というお話。 キャラが良いですね! 少年のように自由で、愛犬と機械にしか心を開かないエリート・成嶋と、彼に尽くすも、いまいち報われない部下・砂村。二人を中心に話が進んでいきます。 テロリスト達の動機にはビックリ。胸に迫るものがありました。切ない…。心理描写や人間関係が良いです。成嶋さんの内面が余り描かれてないのも、ミステリアスで良い感じ。
なかなか萌えセリフが多かったです。 空港で爆発物を発見し、成嶋が「俺と心中じゃ不服か?」と砂村に問うと、「本望です」と答えるシーン。 事件が解決した後、砂村が『ROMESのことをもっと知りたい。成嶋さんのことも』と思うシーン。いや、ROMESより成嶋さんが気になってんでしょ!と突っ込みたくなります(笑) ラストで、砂村が、訳の分からない衝動に駆られて、成嶋に向かって叫ぶんですけど、「それは恋だから!」と大声で言いたいです(笑) 成嶋は、普段は砂村に対して冷たいんですけど、端から見ると、心を許しあってるように見えたりするというのが、ポイント高いです。まさしくツンデレ。
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