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やすみ日記
梅子
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2006年11月27日(月)
京都国際マンガミュージアム

昨日、すいさん・ミヅキさんと、京都国際マンガミュージアムに行ってきました。

その前に、私は朝から、サントリー伊右衛門のお茶会へ…と思ったら、すでに整理券の配布が終わってました。なので、近くの祇園閣へ。寺院の中にある、昭和初期の建築物で、てっぺんに鳥がいる、へんてこりんなデザイン。普段は非公開です。境内の紅葉がとっても綺麗でした。塔の中は、壁から天井にかけて、一面の壁画。敦煌の壁画を模したとか。すごい迫力です。照明も、蓮の形をしたのや、動物の手が球体をかかえてる物など、面白い。中は撮影禁止なのが惜しいです。

昼過ぎにミヅキさん、すいさんと合流。烏丸御池の「京都国際マンガミュージアム」へ。
25日にオープンしたばかり。元小学校を改築した、レトロでおしゃれな建物でした。入場料500円。廊下を行けども行けども天井いっぱいのマンガがあって、他にも紙芝居とか似顔絵コーナーがあって、子どもを連れてきたら喜びそうな空間。前には広大な芝生。蔵書は20万冊、一般公開は4万冊だそうです。カフェも併設されてるので、一日中遊べそう。
世界各国のマンガが展示してある部屋があって、面白かったです。やっぱり日本の漫画家は全体的にレベルが高い、と思いました。紙も良いし。中国の本で、十二国記や犬夜叉の挿絵(オリジナルじゃなくて、誰かが真似した物)があったんですが、あれは同人誌? それても日本の作品を紹介した雑誌? 台湾の漫画家さんの絵とか、日本にもこういう人いるよ!って感じの、「りぼん」絵で、興味深かったです。日本の漫画の翻訳版もありました。4分の1スペースから後書きまで、きちんと訳されていて、ビックリ。ドイツも少女漫画雑誌「DAISUKI」は、日本の色んな出版社のマンガがごっちゃになって載ってて、イクエさんのお友達のマンガも載ってました。
古い日本の漫画を紹介する部屋もあって、「JUNE」の前身、「JUN」の創刊号もありました。「タブーへの挑戦」とか、堅そうな記事がびっしり。「花とゆめ」「LaLa」の創刊号もあって、花ゆめが可愛い系、LaLaが大人向けを目指してる風でした。
BLは、見た限りでは、今市子さんくらししか無かったです。ミヅキさんが、「誰かBL図書館作ってくれたら良いのにね」とおっしゃってました。どこかの富豪にお願いするしか…。私も、単行本未収録作で読みたいのがあるので、過去の雑誌が充実した図書館を作って欲しい。国会図書館は遠いですしね。

「よーじやカフェ」で、和パフェを食べました。きなこアイス美味しい! 一番下には八つ橋が入ってました。
ミヅキさんが、例によって、BLのアイデアを色々出してくださるんですけど、すいさんは、「甘味処でサービスされた白玉の数」には、「気づきます!!」と力いっぱい同意されてました。そ、そうか。私が「タイムマシンもの書きたいです」と言ったら、ミヅキさんは「過去に戻って恋をして、未来に帰ってきたら、相手が年上になってるんです。そして受攻の逆転が…。二度美味しいですよ! 『どんなに姿が変わっても、君は君だよ』って。どうです、これ」と、即座にストーリーを作ってくださいました。すごい(笑)私が考えていたのは別の話だったんですが、ミヅキさんの豊かな発想にはビックリです。

寺町通りの「喜久屋書店」に寄りました。ミヅキさんがさわやかな表紙のマンガを手に取り「上田規代さん…あ、やすみさんには可愛らしすぎますね」と、戻しはりました。「待ってください! 私にも可愛い作品を紹介してください」と慌てて追いかけました。いつのまに、濃い話好きに分類されてるんですか。すいさんまで「最近、やすみさんのオススメ凄いですよね。『エス』とか」とおっしゃってて、おかしい…私もピュアな話が好きだったはずなのに。
昨日が誕生日でしたので、ミヅキさんに紅茶とコンポートをいただきましたv 今朝飲みましたが、甘い香りで美味しかったです。と、可愛い言葉で締めくくりたいと思います(笑)おたく日記で失礼しました。

          ◇

ところで、乙一さんが結婚されたそうですね。ビックリしました。お相手は、押井守監督のお嬢さんだそうですが…。ちょっぴり失恋気分です(笑)