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やすみ日記
梅子
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2005年05月21日(土)
ライバル

中島義道「ひとを<嫌う>ということ」を読みました。
自分は人を嫌うくせに、人からは嫌われてないと思ってる人が多い、という話、なるほどなと思いました。大人は隠すの上手いですからね。著者自身の、ある日突然妻と子どもに毛嫌いされて家を追い出され、二ヶ月ホテル暮らしをしたという体験談が強烈です。嫌われても、それは自然なことだし、気にしすぎんとこうや、というような趣旨の本でした。
画家・青木繁と坂本繁二郎のライバル関係が、嫉妬をテーマにした章で紹介されてましたが、これが大変気になる内容でした。二人は同じ郷里出身の幼なじみで、青木は天才型で早くから活躍し、坂本はコツコツと努力を続けて、ようやくデビュー。いっつも、青木の一段下の評価しかもらえず、これまた同じ郷里の支援者・梅野まで、坂本を青木より下に見る。青木は28歳の若さで亡くなるんですが、坂本は、青木の記念碑の落成式に梅野を呼ばなかったんですよ! 坂本はその後も順調に成功し、文化勲章を受けるまでになります。そんなこととは関係なく、誰よりも青木の才能を認め、青木のようになりたかったんでしょうね。ああ切ない。出典はこの本だそうです。き、気になる…。

BBSを外しました。あんまり必要ないかなと思いまして。書き込んでくださった方、ありがとうございます。