今年の桜はなんて美しく優しかっただろう。今、そんなことを思いながらこれを書いています。手元に、届いたばかりの遙かの手帳があります。春霞たなびく山のさくら花見れどもあかぬ 君にもあるかなこの、大好きな春の恋の歌、古今和歌集・恋四に有り、漫画で友雅に添えられていた、紀友則の歌。これが、手帳の最後の暦のページに掲げてありました。嬉しくて、胸が詰まり、いつかいつかと思っていた、この歌のことを書いてみようと思いました。 (続く)