白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2006年03月08日(水) キスされた人

   
景譲キス本のほう、ご主催の方のお手を離れられたようですね!


ご主催の皆様、色々とお世話になりまして
本当にありがとうございました。

御本を拝見できるのを、
ご執筆の皆様の作品を拝見できるのを、
うきうきわくわくと待っております…!!
 
 
キスというと、稲垣足穂(タルホ)の本に
こんなキスのお話があり。



キスした人


お月様が夜おそくパリーの場末を歩いていると うしろから顔をねじ向けて無理にキスした者があった アッと声がして 向うの街かどを曲がってゆく後姿をガス燈の下に見た お月様はあの人だと思ったが それがたれであるかはわからなかった お月様は三日間いっしょうけんめい考えた 思い出せなかった そしてそれはとうとうわからずじまいになってしまった



(『稲垣足穂コレクション�機^貔薜貮段�語』 p25 p/b筑摩書房)


この、三日間一生懸命考えたお月さまが、
もう、初読から鷹通に思えてしょうがなく、
思い出しては読み返し、
にやにやとしてしまうしょうがない私です。
 
 
そして、この「お月さま」と「キスした人」、
私は初読で男同士のように思ってしまい、

「ああ、このように読んでは
名だたる作者の方に申し訳ないかも…」

と反省したのですが。


その後、この方のもっとすごい
耽美なシーンを読み、
この方の創作の傾向を知ったとき。

申し訳ないことはなかったのねきっと…
とびっくり納得しました…



友鷹あたりがお好きな方ははまるかも?と思います。


ええ、上のセンスでそれはもうな場面を
お書きなのですから…


とりいそぎ「つけ髭」がすごいです。
 
 
 
 
 
 
 
   
 

 


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