白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2006年03月10日(金) それも夢 (ぶらり表参道)



こんにちは。「迷宮」のムービーなどを見て期待を高めるこの頃です。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。


先日、発表のありました新キャラ(といいますかかの方)を見て、
「うーんこのたたずまい、散らされた言葉、
どこか夢幻能のシテ(主人公)の人のよう…」と、
まったくの門外漢ながら思ったのですが…

「幻影」という名前自体、どこかそれっぽく聴こえないこともないかも知れません…
 
 
 
さて、先日体調の良かった日に、
「異国」に出てくる場所をぶらぶらと歩いてみました。
 
気付けば、足掛け○年もこちらを書いているせいでしょうか…


不思議ですね、出した場所を歩くともう本当に、
あの秋や冬に彼らがそこに居たように、
そこで会話をしていたようにしか思えなくて。

そこここに、恋があったのだとしか思えなくて。


まるで自分に起こったことのよう、
あれから少しずつ変わっていった街を眺めては、
落ちている思い出を見つけ胸が詰まりました…


もちろん、彼らのことだけでなく、
やはり初めて歩いた頃より変わっていった自分、
変わっていった周り、
そうしたものを、
移る景色の中に、
重ねて見るからなのでしょうけれど。
 
 

変わる景色、というと今話題の表参道。

私が、関西を離れて上京し、
うきうきわくわく街に出掛けだした当時は。


ここの同潤会アパートはまだ健在で、
緑と一体化した建物に上がり、
中の個性豊かなお店をひょいひょいと
覗かせていただくのは、
「ああ、東京だなあ、かっこいいなあ…」と、
おのぼりさんながら
本当に楽しいことでした。

 
 
鷹通の通う事務所は、このアパートに、
ほど近い場所、
某デザイン事務所のオフィスの場所を
そのままイメージしているのですが。
 
 
とすると、昔ながらの(でも当時としては非常にモダンな)
建物が取り壊され、
またたくまに表参道ヒルズが出来てゆく様子を、
彼はどのように思い眺めていただろうと思います。



ただ、この日本のよう、
地震大国で建物が長持ちせず、
スクラップ&ビルドが頻繁になされる国は、
若手建築家たちにとっては、
腕を見せるチャンスに恵まれる、
そういう側面はあるようで。
 
 
安藤忠雄による表参道ヒルズも、
やがて緑と一体化し、
さまざまな思い出を育んだあと、
また夢のように消え、
新たな建築家により、
新しい建物に変わるのだと思うと。



街も人も自分も、みんな夢のようだ、はかないな。


なんて。



一瞬のお能舞台を見るかのように思うのです。




 





 


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桂子 [HOMEPAGE]