夢見る汗牛充棟
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2003年08月09日(土) 台風付けたりうだうだ+【陰摩羅鬼の瑕】

【陰摩羅鬼の瑕】京極夏彦 (講談社ノベルズ)

〜凄い!京極小説。
あの「夏」の衝撃が蘇る。未体験の京極ワールド。〜

つうわけで、祝♪発売也〜。
発売日に購入したですが、前日にあわよくば、とか思って書店を徘徊して
みたほど前日は、待ち遠しくてならんかったです。
会社の近所に本屋があるですが、運良くポストに入れるべき郵便物があっ
たので本屋の開店を見計らって出かけたのは内緒です。
入ってないかも〜、とか思いつつも一応書店の店員さんに聞いたらば、
その日着のダンボールを開封してがさごそ探して下さいました。
いつも思うんだけど、開店と同時にその日発売の本が店頭に並んでいない
のは、何ででしょう?24時間営業だってんならわかるんだけど。
ともあれ、無事に購入できたときにはニヤリ、としてしまいました。
手が疲れそうなことは、疲れそうだったけど、そんなに厚くないや〜
が手に持った感想でした。

就寝前に読み始め、90Pくらいで意識がなくなりました(笑)
本格的に読み始めたのは今日で、さしあたり読了です。さみしい…。
読みやすいなぁ、この人の文章は、と思いました。

なんとなく何を書いてもネタバレになりそうだから、感想は簡単に。
まあ 面白かったです。そして、腕が疲れました。
さらに、ねこさんはあの厚みを気に入ったようです(枕として)

にしても、もともと関口さんは、自分で言うに、めちゃくちゃ不安定で
壊れとる人間なわけなんですが、よく結婚決意したなぁ、と思います。
さしあたり、関口さんには一番親近感覚えるわけなんですが、
そこんところだけさっぱりわかりません。
相手が不安定で、壊れているとしりつつ結婚する女性、というのは
理解できるんだけど…。



台風は行ってしまったんだろうか。
雨だから、出かける気力もないわけで(晴れてても、あんまないですが)
そんなにひどくなかったです。ベランダの観葉植物の鉢がなぎたおされた
くらいでした。

そういや、昨日は立秋なんですね。
暦の上では秋ですが… とか、もう言うんですな。
嘘っぱっちだなぁ…。

まだ、夏って気もあまりしていません。
決算時の赤字具合見るにかんがみ、賞与もなさそうです(血涙)
そういや、会社宛に来ていた取引先の暑中見舞いの文言に洒落たの
がありました。曰く。
【暑い夏です。懐の涼しさで乗り切ります】
寒い、じゃないところがなんともいいなぁ…と感じいりました。

そういや、今日は、長崎の原爆の日です。
世界は永遠に平和になどならないから、祈りは永遠なんでしょう。
だって、世界なんてものはないし、平和なんてものもないし。
こいつら、ただの単語です。

何時だって、最近は嫌な事件が多いね、と言います。
言い続けてきています。これからも、言うでしょう。滅んでいなけりゃ。

誰かが殺し、誰かが殺され、誰かが祈る。
その誰かの割り当て常には持ち回りで、ハンカチ落としのように
いつか私の後にも落ちてきます。

人間は本来的に人殺しや闘争や略奪が好きなのかもしれない、と
思わないでもありません。ただ、社会生活という機構を存続させる
ために、そういう願望を堪えてきただけなのかもしれません。
人間がそれだけではないことも、わかっていると思うのだけど。

私は、弱者ですから完全な自由の下に置かれたときに、自分の身を
守ることができません。昔、何故殺人がいけないのかと、考えた時
私は、自分が殺していい、という社会は、他人が自分を殺していい
社会に他ならないので、自分が殺されない為の保険として、自分は
殺人をしてはいけないのだろう、と理解しました。ま、所詮は保険
ですから、確実に殺されないわけじゃないですが。

(一応、私個人の価値判断としても、人の命を奪うことには間違い
なく嫌悪感を覚えます。ただ、これは本来的な資質か教育の賜物
かといえば、教育の賜物ではないかと思います。)

ただ、上の理解だと、自分が殺されてもいい人間、と殺されそうになって
も自分で自分の身を守れる人間は、他人を殺しても構わない事になる
のですけれど。

ただ、ぶっちゃけその社会機構に頼らずとも生きていける存在は、
当該社会の生み出したルールにゃ望んで縛られたりはしないだろう、
とは思うけど。だってその時点で余所者だし。


恵 |MAIL