夢見る汗牛充棟
DiaryINDEXpastwill


2003年04月20日(日) 【神遊び】【陰陽師】

生憎の雨模様。
といっても、この季節の雨は優しげでいいもんだ。
落ちてた種を植えたプランターに繁ってた葉っぱから
花のつぼみらしきものが伸びていた。いいねえ。

【神遊び】清水朔(コバルト)

〜不思議でちょっと怖い!?オムニバス・ストーリー〜


大方の人が様々な局面で抱くであろう狡さとその裏の罪悪感
みたいなものを描き出すという点で、怖いというより嫌な、
胸の痛む話かな、と思った。悔恨や心の傷を見据えている点で
自分なら、小中時代に読むのはちといやかも。

大方の人間が、自分を慰めてくれ、自分は傷だらけだ、と思いながら
生活しているのかもしれない。(それをどこまで表ざたにするかは
本人の性格によると思うんだが)自分だけが可哀相なんだよね?
と責められたときに、あたしってやな奴だと思える人と、人は
みんな利己的だぜ、文句あんのか、おるぁ!?と思っちゃう人が
まあいるわよな。

【陰陽師 太極の巻】夢枕獏(文芸春秋)

〜平安の闇の世界へ
いざ―――― 
秀麗なる陰陽師・安倍晴明と笛の名手・源博雅が、
妖怪、悪霊そして怪奇事件に慄く平安京の人々を
救うため、敢然と闇の世界に挑む大人気シリーズ!!〜


本屋に雑誌を買いに行ったら、平積みになってて、そのまま購入。
でも、敢然と立ち向かうというのは何となく似つかわしくない気が
する。(特に晴明さん?)なんか、自然体で、好奇心のままにって
感じしますから。今回はあまり博雅さんが笛を吹いている場面が
なくて寂しかったよう。一話まるまる博雅さんが笛を吹いている描写
に終始して、事件が起きなくても構わないほど、好きなんだが。


恵 |MAIL