しゃぼん暮らし
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| 2004年10月20日(水) |
こやみ、っていいますか |
早朝 傘をさして走る 水滴に気をとられる
雨が続いている
こぶり、は言うね こやみ、ははじめて聞いた、と
配達の青年がびしょぬれで玄関に駆け込んでくる 「すみません、すみません」と言いながら
水に埋もれたバスの屋根のうえで 『上をむいて歩こう』を唄って励ましあった老人達 ほかにどんな唄をうたったんだろう
知りたいね
「あなたのせいじゃないです」
八歳にも厭世感はある 「じぶん、やめる」とつぶやくベランダ ちいさな背中にきゅうにふあんになる そしてじゆうなきもちに
鳴き声ではなしている娘 電話のむこうも
雨がふっている
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