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| 2004年10月19日(火) | 成長の数字 |
「えいやっ」
と喜びいさんで
体重計に乗る
っていう時期はここまでかしら
幼稚園の身体測定に借りだされ
飛び乗るひとたちを眺めながら笑いながら
ひたすら数字を記録する
おおむね、まだ10�疎�
かるいね、きみたち
『愛を想う』(東直子・木内達朗)が届いて
もったいないので
すこしずつみてる
いちファンの妄想ですが
わたしは実は東さんの短歌は
絵にできない、しちゃいけないんじゃないかって想いが
とてもあって
この言葉と絵は
像をむすぶってことじゃない
ちがうところで結ばれていて
つい透明度、や距離感をわたしは別々に楽しんでしまう
先日、この『愛』がとある書店で詩歌コーナーではなく
<愛の本>のコーナーにあるのを発見して
そこはまさしく売り場、で、ああ、と、どきどきするのであった
もうひとつ
ふゆのひなた感、や、こころおしこめ感、のほかに
苦さ、
待つ時間、のことを想った
ひとを待っていて
待っている時間がすでに思い出にくみこまれていくような感覚
ある喫茶店の
ぶあついステンドグラスの前でひとを待っていて
ゆるやかな飾り窓の曲線
そのなかのちいさな模様が指紋のかさなりのようにみえてきた
ことがあった
ヴァイオリン弾きやピアノ弾きはいないのに
ずっと音楽は鳴っていて
高架下、電車がひっきりなしに通って
でも、そのどれも複製された音とは思えない
