しゃぼん暮らし
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2004年06月26日(土) ワン・ノート・サンバ〈2〉

見えない

と思ったら浮きあがってくる線があり

ひかり、の物語


150枚の児童画とその絵そのままの刺繍
クレヨンと糸の
150×2

一枚一枚ていねいにみてゆく
隣でふうちゃんママが寝ているちいさい子をだっこしながら
やはり一枚一枚じっと見ていた

不思議な光景だ

《母と子の表現展・初日》

どの絵にも子供がはじめに色を落とした線があり
わたしたちが追いかけはじめた
ひとさしがある
出来上がっていろんなひとの手によって展示され
そこにみているひとがいて

派生するもの

コラボってほんとうに面白い




わたしの書もかたすみにあった

大好きな天窓と木の園舎に
わたしのやんちゃな文字たち

嬉しい


後日
ふうちゃんママが

わたしの顔を見たとたん
ぱっと口にした

「あ、ひろたさん、よかったよ!」

「えっ?」

「あれは虹でしたか」

「ああ」

「あれ、あれ、ああ、って思ったよ」



(部分借用してすみません)

(基調音はこちら)





あれは虹でしたか薬屋の奥の庭にこどものあなたいました/東直子





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