★悠悠自適な日記☆
DiaryINDEXpastwill


2002年12月28日(土) 平成のB.キートン 内場勝則

 今日の吉本新喜劇は内場勝則芝居生活20周年スペシャルでした。小学生の頃から勝則さんの大ファンで、私が演劇を始めたのもこの人の影響がとても大きいので私にとってもとても意味のあるイベントでした。本当はナマを観に行きたかったのですが、一応これでも受験生なのでテレビで勘弁です。そのかわり、録画ビデオは永久保存版です。今日一日で2回も見てしまいました。

 最初は後藤ひろひとさん作・演出の「初めてのEメール」という一人芝居(コント)でした。なんとこの芝居、無声演劇というスタイルをとっています。バックでBGMが流れ、体の動きと表情だけでおもしろさを表現するという演劇です。B.キートンやチャップリン、最近ではMr.ビーンみたいなのを舞台上でやると思ってもらえればいいかと思います。私は内場勝則さんのソロイベント(「総本家内場勝則」や「四つの理由」)を観に行ったことがないので、今回のようなお笑いというよりも演劇的要素の強い作品には感動しました。ここまで正統派な細かい芸で人々、しかもお笑いを求めてやってくる大阪のオバチャンやオッチャンを相手に目を離せなくしてしまうのは吉本で内場さんだけだと思います。私の中では日本一の俳優さんです。平成のバスターキートンここに健在です。

 2本目の吉本新喜劇は結構いつも通りなのですが、今回は2役に挑戦されていました。久しぶりに見たアホボンは他の人にはないキャラクターの濃さで新喜劇のテンポを掻き乱していました。よい意味で。最近は新喜劇の世代交代を意識しているのか、ボケ役でもおとなしめな役が多かったのですが、やはりまだまだ力強い演技でトップの座に君臨し続けてもらいたいものです。

 今年は奥様である未知やすえさんが上方お笑い大賞話題賞を受賞されていて、内場さんは少し淋しそうな表情を浮かべておられましたが、実力からして内場さんが大賞を受賞するのも時間の問題だと思っています。いつも奥様より後回しになる分、そこに蓄積されたものは大きく、もっと大きな結果になって繋がってくるのだと思います。

 今日の新喜劇を見ながら、私が初めて内場さんを見た時からのことをゆっくり思い出していました。内場さんの演技、声、ギャグ、全てが私の中に心地よくスクロールしています。これからも元気で頑張ってほしいと思います。

 そのうちファンレターでも書〜こうっと。

P.S 私たちの間では奥様の未知やすえさんは松浦亜矢に似ていると評判です。


嶋子 |MAILHomePage

My追加