★悠悠自適な日記☆
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2002年12月29日(日) M−1グランプリ

 今年のM−1グランプリはますだ・おかだが取りました。私は吉本党の人間であるにも関わらずライバル会社松竹芸能のますだおかだだけは敬愛しております。出てくるたびにいつも「吉本興業のますだおかだです。」と言ってくれる些細な心遣い(=ネタ)しかもこのネタを最優秀決定戦でも披露するなんて!!この奥ゆかしさにとても心を打たれました(笑)。だから今回のグランプリ受賞はとてもとても嬉しかったです。

 正直決勝戦ではフットボールアワーのファミレスのネタの方がおもしろかったので、このままいけばフットボールアワーが勝つかなぁと思っていました。しかし最優秀決定戦(なんで決勝戦が最後じゃないのかがすごく疑問なのですが。)では、やはりますだおかだが10年という新人最後のベテランぶり(意味不明)を発揮してくれました。フットボールアワーは最優秀決定戦より決勝戦の方がネタ的におもしろく、もし逆のネタを披露していたらグランプリはまた変わっていたのではないかと思わせるような漫才で、グランプリを逃したとはいえ、これからも期待大です。最後は実力のある二組の接戦(正確には三組)に最後までドキドキさせられました。フットボールアワーもますだおかだも大好きです。

 しかし、決勝戦まで残ったメンバーが何故あの面子なのかはとても疑問でした。知らない人ばかり…。いつも漫才番組に顔を揃える人達はどこへ消えてしまったのでしょうか?ロザンは?キングコングは?麒麟は?地方によっておもしろさの基準は違うからなのでしょうか?上位2組とその下にはとてつもない差があったように思えました。

 それから気に食わないのは、最後の授賞式の島田伸助さんのコメントです。最後、伸助さんはますだ・おかだに「差はなかった!」と言っていましたが、それは2位のフットボールアワーに言ってあげるべきことであって、ますだおかだに言うべきことではないと、家族全員で大ブーイングでした。

 長い間漫才を見ていて思うのですが、やはり誰にでも理解できるネタでおじいちゃんから子供まで楽しめるネタを披露できる漫才師がいつまでも残るんだなぁと思います。それから、いかにお客を共感させるか。コレが一番大事なところではないかと思います。

 それから、ビジュアルも大事やなぁと思います。別に格好いい!とか、男前である必要はないのですが、やはり清潔感のある振る舞いをしているコンビの方気を許して笑えるのです。淫らなネタは芸人のサワヤカさでカバーです(笑)。ちなみにロザンやますだおかだがテレビに写ると画面が美しくなるのでいつもウットリしながら笑います。最近売れっ子の漫才師さんは皆オシャレですけどね。

 以上、個人的な漫才批評でございました。


嶋子 |MAILHomePage

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