★悠悠自適な日記☆
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2002年10月26日(土) メッセンジャー

 神戸市立大原中学校の文化祭を観に行ってきました。弟が生徒会劇と、合唱コンクール優秀クラスと、3年生の全体合唱の指揮をするので姉としては見所タップリでした。久しぶりの母校訪問でした。

 生徒会劇「メッセンジャー」は、UFOを探しに大原山にやってきた中学生達がピーマン星人と遭遇し、日に日に汚れを増していく地球について考えるお話でした。ネタばっかりで、何を言っているのかわからないこともたくさんあったのですが、そのぐちゃぐちゃしてるところがとてもおもしろいのです。変に訓練されていなくて、素直な中学生が一生懸命走り回る様は、上手い下手ではない、情熱が伝わってきていい感じでした。舞台における制約を知らない分、個々のキャラクターの濃さが溢れ出ていて、なんだか笑えるのです。多分、私はずっと笑ってました。演出は生徒会の先生と弟が担当していたようですが、飽きないコミカルな動きが多く、最後まで楽しむことができました。時々、私の「Planet-ch」からパクってるなっていうのも見られましたが、私達のやったことを良いものとして観ていてくれたんだなと思うと、少し嬉しかったです。

 この文化祭で、弟は大活躍でした。生徒会劇でも弟はズバ抜けた演技を披露しており、合唱の指揮でも、さすが全国大会のビデオで研究して練習していただけあって、その辺の高校の吹奏楽部の指揮者にも劣らない位上手でした。姉バカと言われそうですが、本当です。やっていることは3年前の私とほとんど一緒なのですが、嫌という言葉を一言も漏らさず熱心に取り組み周りから信頼を集め注目される人柄には嫌味なくらいスペシャルさを感じます。これ以上誉めると調子に乗られそうなのでやめておきます。学校では人気者ですが、家ではそれを当たり前といったような態度を取るので私は嫌いです。男の子ってそんなもんなのかもしれませんが。

 友達とお茶券を買ってお饅頭と抹茶を飲み、豚汁とおにぎりとサツマイモを食べ、更に喫茶コーナーでレモンケーキとコーヒー、そしてまたサツマイモを食べ、なんだか食べまくりな一日でした。中学1年の時の担任と進路の話になり、先生に「音大に行くの?あなたまだ声優の夢を追いかけてるんじゃないでしょうねぇ?」などと聞かれ、あぁ、その頃はまだそんなことを言ってたっけなぁ…。としみじみ思いました。あれから5年です。自分の進む道は思いっきり変わりましたが、その先に見据えているものはあの頃とたいして変わっていません。私は先生に「まだそういう道も視野の中にはありますよ〜。」とだけ言っておきました。
しかし、5年前の私の夢を覚えていてくれるなんて、私はよっぽど主張していたんだろうなぁ…と思います。

 しかし家に帰ってからの母の会話と言えば、「○○ちゃんがいっぱい選ばれてた。あの子は成績もいいから」「△△君の作品が●●君よりたくさん飾られていた」など、他人の話ばかりで、展示されていた作品の内容は一言も触れません。人の価値を名札の数でしか判断できない人の会話は、とてもつまらないと思いました。


嶋子 |MAILHomePage

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