Leonna's Anahori Journal
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テニスの帰り道、オットと待ち合わせてT田沼のマモル亭でラムステーキを食べる。ランチのコースなり。美味ー。
運ばれてきた骨付きの羊肉は桜色で、おいしそうな肉汁がジュワァ。ローズマリーの葉を浮かべたフィンガーボールが一緒に運ばれてきて「骨にくっついている部分が美味しいです。手づかみでどうぞ」。
もう、ガルル〜って言いそうだった。ガルルゥ〜ッて(笑)
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マモル亭で(お料理以外で)いいなと思うのは、大きな音で音楽をかけたりしないこと。まったくBGMなしということも多い。
以前パリで食べ物屋さんに入ったときに、これみよがしの音楽がまったくかかっていなくて、テーブル毎のひとの話し声と、ナイフやフォーク、食器がたてる音や、調理場からきこえてくる“自然の”音だけ。それが渾然一体となって活気を感じさせ、とても居心地いいなと思うことが多かった。
今日みたらマモル亭の壁にはちゃんとスピーカーが据え付けてあるのだけれど、お客さんで混みあう時間には、店内にBGMは流れなかった。 遅く行った私たちが帰る頃、ランチタイムの終わり間際になって、ごくごく低い音でサラ・ボーンらしきボサノバ風の音楽が流れてきた。
日本人はまじめすぎて、とことんまでこだわりキチンと“完成”させないと気が済まないのか、お洒落な空間にはお洒落な音楽が必須だと思っているようなふしがある。なかにはその店でかける曲を集めたCDを出して売るカフェまであるらしいが、そういうお節介よりも“無音”であることの自然さの方が私は断然好きだ。
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