ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

映画めも - 2009年08月24日(月)

『ネクスト』

フィリップ・K・ディックのSF小説が原案になっている。

2分先のことがわかると言う能力を持った人を、政府が利用しようと、追いかける話。

少し先のことがわかるので、警察に追いかけられても簡単に逃げおおせてしまったりするので捕まえるのは非常に困難。

そんな人の心のうちを結構しっかりと描いてあるんだけれど、映画の演出が地味で、せっかくのいいネタを台無しにしてしまっていると思う。


『ゲッタウェイ』

監督はサム・ペキンパー、主演スティーブ・マックインの名コンビ。

いわゆる昔の名作。

今見ると、割合そっけない感じのする映画だった。
主人公の心の深遠を覗かせてはくれないし、マックインが一緒に逃げる女との関係もあまり克明には描かない。

これを観ると現代の映画になるほど、キャラクターを深く掘り下げていかないと、簡素な映画と言う批評で終わってしまうんじゃないかと思った。

現代の映画は、ひとつひとつのシーンの掘り下げ方が尋常ではない。



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