最近、痛切に感じることがある。 自分の方向性はこれでいいのか。 作家を目指しつつ、ガス馬車会社の事務として会社を引っ張る。 今は、それでいいと思っているし、他に選択肢は今のところない。
ただ、この状態でずっといけるとも思っていないし、この状態が常にベターだという保証もない。 おいらの親父の代は、迷いはなかったらしい。 というのも、社会にそれなりの流れがあったから、それにのっとって、自分なりに波を掻き分けていけばよかった。
農家や工場のせがれは、自分たちの家の職業を捨て、より安定し、より高収入のサラリーマンを目指す。 高学歴=高収入。その公式の元、親はこの能力を省みず、口から知識を詰め込み、尻から漏れ出さないように栓をした。 本来は、余剰利益の社員分配であったはずのボーナスが、いつしか会社の義務になり、ボーナスの低い会社は待遇が悪いというレッテルが貼られた。 会社の現状を知らず、単一のマニフェスト『賃上げ』を、自慰を覚えた猿のように繰り返す労働組合。 室町時代、いや、平安時代からの先祖のできが、未だに尾をひく日本の社会。例えどんなにがんばろうと、先祖の偉大な家にはかなわない現状。例として上がる創始者1代の会社は、例に挙がるだけに特異なだけ。それに気づかぬ日本人は、第二のビルゲイツを目指せと部下を叱咤。でも、ビルゲイツになったらあんたの部下じゃない。 今の日本は俺たちが作ったと豪語する年寄りたち。しかし同時に、日本の未来を壊したことも、雄弁に語ろうよ。
間違った価値観と間違った慣習とが、今の日本を牽引する。 しかし、それも徐々に限界に近づいている。
おいらたちの時代。生き抜くやり方に模範解答はない。 自分たちで試行錯誤し、切り開いていかなければならない。 会社でがんばるか。個人でがんばるか。 過去の栄光ばかりを引きずって殻に閉じこもるか。 どれも個人の生き方かもしれない。 ただ、他の人の生き方を自分の生き方と比較するのは止めようよ。
試行錯誤の繰返し。 これで仕方ないんだと思う。 でも、不安だよね。 このやり方で、明日食っていけなくなったらどうしよう。 そんな不安が日々付きまとう。 方向性があっていても、方法が違っていれば、やはり結果は同じ。 方向と方法、二つを見比べながらじっくり進んでいこうか。
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