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風紋 もくじ / この前 / この後
どうも私は、花が咲くと文章を書きたくなるらしい。 桜について、もう1つ。 今日、携帯電話のカメラで、いろいろな角度から桜の花を撮影している人を見た。女性で、1人で。その姿を見て、いろいろと考えた。 この人の眼には、この桜はどう映っているのだろうか? この人は、携帯電話のカメラで桜の花を撮ることで、何をどのように残したかったのか? 私の眼には、この桜はどう映っているのだろうか? 私が、この桜のことを何らかの形で残すとしたら、どのように残すだろうか? 写真で?言葉で?身ぶり手振りで?あるいはもっと違う形がある? そこから、私がこの桜のことをどのように思っているのかが浮かびあがるような気がするけれど。 そのようにして「私」が残した桜の姿を通じて、誰に何をどのように伝えることができるのだろうか? 伝えたいことは、伝わるのか? …私によってしか残せないこと、私によってしか伝えられないことがあるということと、それは別に私に限った話ではなくて、それぞれの人が、その人によってしか残せないこと、その人によってしか伝えられないことがあるということは、それはそう思うのだけれど。 鳩の足は、健気で可愛らしくて面白い足をしている。 鳩は飛んでいることもあるけれど、歩くこともあるのだなと、当たり前のことを思った。 今日、ミーティングの時に部屋にペットボトルのお茶を持って入ったのだけれど、その部屋にお茶を忘れてきてしまった…と、思う。ちょっととんでもない場所に置いていたのと、ばたばたと退出したこともあって。 残ったお茶に未練はないが、誰か気がついて処理してくれていたらいいな…と思う。家に帰り着いてから忘れたことに気付いたんだよ…。 その時々で残しておきたいことは、ぽつりぽつりとあるものの、断片的な言葉にしかならなかったり、残す体力がなかったりして、こぼれ落ちているものがたくさんあるようにも思う、今日このごろ。 明日残してもいいんだよと頭では思いながらも、どうしても今、と思うのに、体がだるくて動けなかったり。
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