風紋
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| 2003年06月19日(木) |
ごく簡単に今日1日のこと(話をしたことや、発表の準備をしたことなど) |
ひどく起きづらい朝だった。頭痛がして。いつまで経っても起き上がれずに。ラジオからは「愛の夢 第3番」(リスト作曲)が流れていたような気がする。どこまでも優しい音楽だ…と思う。一度起きるとけろっとしていたのだけれど。
仕事へ。電車の中で、急に連絡が入ったりして、あー、うわぁーと携帯電話を片手に途方に暮れていた。明日発表だというのが気になっていたからか(その割にちっとも準備をする気が起こらないのだけれど)、何となくぼーっとしてしまう。
授業が早く終わったこともあり(もともとそういうスケジュールだったので)、教室に残っていた数名の学生と話をする。彼女たちは彼女たちなりに自分自身のこと、そして私のことをよく見ていたし、いろいろと考えていたんだなぁと思った。そしてやはり、4〜5月は彼女たちも私も必死だったのだなぁと思った。双方が必死で、模索して、空回りも随分したし。で、やっと「あの頃はああだったね」と冷静に振り返ることができるのが今くらいなのかね…と話していた。
随分悩んだし苦しんだけれど、彼女たちと出逢えて良かったと思った。私が彼女たちにどれほどのものを伝えられたのか自信はないし、随分迷惑もかけたけれど、かけがえのない一人一人だったと思った。特に、当初「この学生とは絶対にわかり合えない」と思っていた学生の1人と話ができたのが大きかったのかもしれない。彼女は彼女の視点でいろんなものを見ていたのだなと思った。あなたの夢が叶いますようにと願った。なんだか「まとめ」のようなことを書いたけれど、今日が最終ではないのだけれど…。
仕事の後、いつもは自宅に戻るが、今日は同僚と大学に一度行く。結局、17日の夜に最終更新をした分のPowerPoint資料は大学のパソコンの中にあった…ような気がする(あまり時間がなかったのでよく見ていないけれど)。お弁当を食べてレジュメの印刷。あまり出来のよいものではないのは自分で分かるのだけれど。これ以上手を入れる気がしない。ただ、少しずつ少しずつ、何かが見えてくるような気はしている。縺れた糸が解けていくような気はしている。思い込みかもしれないし、その結果明らかになったことは自己満足なのかもしれないけれど。その後、どこに向かってどう進むか。もう進めなくなるという道もあるいはあるだろうか。
帰り際に「さよならあんころもち またきなこ」と言って研究室を出てきたのだけれど、そう言えばこのフレーズをどこで私は知ったんだったっけ?と思う。「さよなら」はとてもつらくて寂しくて、少し口に出すのが怖い言葉だけれど、こう言うと少し楽に別れられそうな気がする…のは、後に「また」と言っているからだろうか。
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