風紋

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2003年06月16日(月) 日付感覚がない / こんな日 / 元気のない向日葵 / 「もりのへなそうる」 / そんな日々

一日中、「今日は19日の月曜日である。1週間後は26日の月曜日である」と思い込んでいたのは、先月のカレンダーが頭の中に入ったままになっているからだろうか。

私の時計は、右に小さく日付けの表示が出るようになっているのだけれど、表示されるのは日だけである(月や曜日は出ない)。で、1ヶ月を31日として回っているようで、1ヶ月が30日だった月の直後には修正しないといけなくなる。…のだけれど、3月(=2月の直後)に修正する気が起こらなくなってしまった。どうしても修正したくなくなってしまった。だから、今は「実際の日付−4」の日付が表示されているので、ほとんど役に立たない。

気がつくと6月半ばになっていた。焦りばかりが募る。少しでも動ける時に無理をしてでも動いておかないといけないという焦りがいつもある(…しかし、効率よく動くことができたことがないのだが)。


1日中、身体がどうしようもなく疲れていた。あれもこれもしなければならない…と思うのに、どうにもこうにもやる気が起こらなかった。早めに帰って早めに寝ようとしたのだけれど、なぜかいつまでも寝つけずに、のたうちまわっていた。


以下、「そよ風」より転載、および補記。

今日、かなしかったこと。
花屋の店先で、元気のなくなった向日葵の鉢植えが300円に値下がりしているのを見たこと。この前は700円で売られていて4つか5つあったのに、今日残っていたのは1つだけだった。700の上から300と赤字で書き直した札をつけて、1つだけ佇んでいた。寂しそうだった。値下がりしていたのがかなしかったのか、向日葵が元気がなくなっていたのがかなしかったのか、誰もそれに気がついていないだろうと思ったのがかなしかったのか、よくわからない。


思い出した本
「もりのへなそうる」(作:わたなべしげお/絵:やまわきゆりこ,1980年,福音館書店)(詳細
中学生か高校生のころに友達が「ぼか、へなそうる」と口癖のように毎日言っていて(なぜかわからないが)、それで「それ何?」と尋ねて、本の題名(というよりその本に出てくる恐竜の名前)だと知った。その時に一度読んだことがあるのだけれど、あらすじはほとんど覚えていない。強烈に覚えているのが「ぼか、へなそうる」という言葉だけ(たぶん「僕はへなそうるです」という意味…だと思う)。今日、駅のプラットホームで「ぼか、へなそうる」という言葉がふと頭に浮かんで、探したくなった。しかし「へなそうる」って、いい名前だなぁ。居たら会いたいよ。


言葉になるところで、言葉にならないところで、いろいろと感じたり考えたりしている。昔のことを思い出したり、今のことを考えたり。言葉にならないことも時にはあるだろう。沈黙するしかないことも。気持ちばかりが先走って意味のある言葉が発せないことも。焦ったり、もどかしく思ったりしても、焦らず待とうと自分に言い聞かせている。最近はそんな日々。言葉になったところで、それはどこまでも自分のためのものでしかないのかもしれないけれど。

ここのところはこちら(「風紋」)に書くだけの気力がないことも多いけれど、「そよ風」は時々書いています。

(2003/06/17(Tue.)17:40記…どうしようもなく眠いから、眠気覚ましに書いてみた。なんだか「今、自分は何をするべきなのか」ということをあまり考えたくない気分。それは逃げなのかもしれない。しっかりしなければならない、毅然としていなければならないとは思う。したいことなら、ないでもない。へなそうるを探しに行くとか)


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)