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風紋 もくじ / この前 / この後
あまりよく眠れないままに、お昼前に家を出てきてしまった。ふらふらと歩く。 とにかく書こう、書かねばと思う。どれだけ苦しい思いをしても、言葉にしようと思う。それは論文の形にするということでもあり、ここで日記を書こうということでもある。私の文章は下手だし、全然上手に書けないような気がする。でも、書かなければ。別に義務感でそう思っているのではなくて、嫌々そう思っているわけでもなくて、…何と言えばいいのかな。自分には書く必要があると自分が勝手に思っているだけ。で、多少の不安や恐怖はあるのだけれど、それを抱えたままでも書きたいし、書かなければならないと。それは、どこまでも自分のためのものでしかないものなのかもしれないけれど。 少なくとも、今は私は、論文を書かなければ話にならない立場にはいる(公的(?)には)。 自分の立場から、何ができるのだろうか。何をどう見ることができるのか。そこでそれに、どう対峙することができるのか。 ある討論で、私自身が、自分の考えを言葉としてうまくまとめることができない状態のまま、その場にそぐわない(と私自身に感じられるところの)発言をしてしまって、後で苦い思いをした…ということもあって、何となくそんなことを考えていた。気に病んでいたのは私だけだとも考えられるが。 とにかく、今、書けることを書こう。私が書きたいから。 日中は、気が張っているのか、あまり無理をしている自覚もなく元気にしているが(といっても作業効率はおそろしく悪い)、行きしな・帰りしなは気が抜けるのか、疲労がすごい。今日は風が強かったということもあり、何度も蹲りそうになりながら帰ってきた。先行きが不安。死にもの狂いで頑張るしかない。 空には月。この前より丸くて、随分と明るい。「さやか」とか、「さえわたる」とか、そういう印象を受けた。
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