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交差点を渡ろうとするとちょうど青信号だったので、これ幸いと足を踏み出しかけると、向こうから見覚えのある人が近づいてきた…後輩だった。こんなところで会うとは思っていなかったので、しばらく茫然としていた。間近まで来てから「あ?」「あ…?」という感じで。私が貸したものを返そうと研究室まで訪ねてきてくれたのだが、鍵がしまっていたとのこと。私がふらふら寄り道なんかしていないでもう少し早く来ていればよかったのにな、ごめんなさいね(もう少し遅ければ会うことさえできていなかったかもしれないのだけれど)。 ↑は、お昼過ぎに書いたもの。「私がふらふら寄り道なんかしていないでもう少し早く来ていればよかったのにな、ごめんなさいね」と書いたものの、でもよく考えてみると、普通に研究室で会うよりもこっちの方が面白かったかもしれない。ただただ、偶然に出会えたことを本当に嬉しく思うし、感謝したいと思う。でも、それと別件でもう少し早く大学に来よう…と思ったのも事実で、最近来るのが遅いので帰るのもやたらと遅い。朝起きるのが遅いのがそもそもよくない。起きてお昼前だったりするとかなり自己嫌悪に陥る。早く眠らない自分が悪い。 学会の論文集の原稿書き。仕上がってないけど。さっきの(↑の)ことを思い出したり、これまでに手を差し出してくれた人のことを思い出したり、そして時々作業の手を止めてじっと自分の手を見つめたりしながら。 帰る時は何だかへろへろで泣きたい気分。最近帰る時はいつもそうで、やたらと頼りない気持ちになって、気を抜いたらぺたんとその場に座り込んでしまうのではないかと思う。それほどハードな生活も送っていないのに、なぜだろう。こんなのでは4月になったらもたないよ…。 どこにどう分類していいのかわからない独り言。 私は人間だから、眠らなかったら疲れるし、美味しいものを食べなかったら元気が出ないし(食べたら元気が出るのかというとそれは違うような気もするが)、悲しければ泣くし、嬉しければ笑うし、刃物で切り付ければ血が出る。…ということを誰かに向かって言いたいのではなく、自分自身に確認させておきたかっただけなのだけれど(しかしこの場所に書いている時点で、誰かに聞いてほしかったのかもしれないなとは思う)。 日中は春の陽気。それとともに、ほんの少しの不安。桜の花はまだ咲かないけれど、あの木は桜の木。だって1年前の春にも2年前の春にも、あの木には桜の花が咲いていたから。今年もあの木に桜の花が咲くだろう。咲き終われば散るだろう。その季節になると。私は今年は大丈夫だろうか。 今日、食べたもの。ヤマザキの「雪苺娘」(ゆきいちご)。ちなみに今日の昼御飯はこれとコールスローサラダだった。理由もなく甘いものが欲しくて仕方なかったので。でも分類上は恐らく洋菓子になる。ピンク色の薄いお餅(求肥?)に、ホイップクリームと苺がまるごと1つと、あとスポンジケーキらしきものが入っていた。美味しかった。美味しかったが…けっこう食べるのが大変だった。大変だったのであまり味わって食べていないような気もする。コンビニエンスストアの店員さんがフォークをつけてくれたので、フォークを使って食べていたのだが、求肥が切れない。そして求肥の周りに白い粉がかかっているので、一歩間違うと粉だらけになってしまう。今日はたまたま研究室に誰もいなかったので、研究室で1人で食べていたのだけれど(寂しかった)、時と場合によっては人前できれいに食べるのは難しい…かもしれない。人前で食べるのでないならば、思い切って齧り付くのが正解かも…。 今日聴いた音楽。「女声合唱組曲“三つの抒情”」よりIII「ふるさとの夜に寄す」(立原道造作詩/三善晃作曲) この詩だけでも有名なのだと思うけれど、私自身はこの詩をきちんと知ったのは恐らくこの曲を通じてだったので。と言っても詩の解釈などできないのだけれど。「とほくあれ 限り知らない悲しみよ にくしみよ…」のフレーズが今日ふと頭に浮かんで、この箇所を聴きたいがために、昔のカセットテープを引っ張り出して聴いてみた。悲しくてどうしようもなくなった時に、この曲のこの部分が頭の中で流れることがある。 メモ:学会から「名簿掲載事項確認」の封書。確認して返送すること(と言っても、先日、住所の変更をしたので、あとは変更する所はないかも。専門領域が微妙だが…まぁそのままでいいや)。
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