風紋

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2003年03月04日(火) 1日のこととか雪のこと / 少しだけ弱音 / こんな日に聴いた音楽

「携帯電話のアラームが鳴っていて、止めるボタンを押しても全然止まらなくてとても焦る」という夢を見て目が覚めた。目覚めると、鳴りっぱなしになっていたのは携帯電話のアラームではなくて目覚し時計のベルだった。最近、寝付きが悪いうえに寝起きも悪い。今朝は一度目覚めたけれどどうにも頭がふらふらしてもう一度横になってしまった。一度起きてしまえばけろっとしているのだけれど。

遅く起きたくせに、あちこち寄り道をしながら大学へ行く。デパートの食料品売り場はすっかり春の雰囲気で、桜をアレンジした洋菓子や和菓子やお茶があった(デパート以外のところにも寄り道したのだが、省略)。しかし外は雪が降ったりやんだりするお天気。ちょうど雪が舞っている時に外を歩いていた。雪の粒が空からすごく速いスピードで落ちてくるのを嬉しいような哀しいような気持ちで見ていた。

時折降る雪を見ながらちょこちょこと作業。夜に帰るときには、うっすらと雪が積もっていて、木の枝に雪が積もっているのが街灯の光に照らされてとてもきれいだった(先日、似たような風景のことをきれいだと書いた覚えがあるけれど気にしないで下さい)。ただ自転車に雪が積もった人は雪を除けるのが大変そうだった。


少しだけ弱音。

自分(私)が何もできずにいる間に、自分(私)のできないことを他の人がどんどん成し遂げていっているように思い(「そのように思う」というか実際そうなのだが)、あぁ自分は何もできないんだだめなんだ…と思って悔しくて悔しくて落ち込んでしまうという状態がずっと続いている。自分(私)が現在取り組んでいることが、自分の努力不足と要領の悪さゆえに、なかなか時間がかかって形にならない状態(で、それは本来もっと早くにきちんとした形になっているべきもの)であるだけに、なおさら。そしてどんどん仕事が遅れがちになっている。いや、「“自分は何もできないんだ”と思って悔しい」のは本業だけではなくて、本業でないことでもそうなのだけれど。音楽とか文章を書くこととか詩を書くこととか。

そのことをしたい・成し遂げたいと思っているのならば(そう思うからしているのだけれど)、できなくてもいいからやってみよう、目標に届くように手を伸ばしてみようとは思う(余談だけれど、ここに日記を書き始めたのも、“何だかよくわからないけれど、‘何か’に届きたくて、届くように手を伸ばしてみよう”と思ってはじめた)。その結果、できてもできなくても別にいいじゃない?と。ただ、頑張っても頑張っても一向に手が届く気配がないのは辛いし、手を伸ばそうとすればするほどどんどん遠ざかっていくような気がして、…その前にきちんと頑張ったのか?という反省をしなければならないか。

自分が変なところでものすごく焦っていてかえって空回りしている状態であるのは何となく自覚している。ゆっくりやりなさいと言われることもよくあるし、私だって似たような状況にある他の人に対しては、ゆっくりやればいいんじゃないの?ときっと言うだろうし、実際そう言っているように思う。

自信なんか全然持てなくて、ただ、やめたくないし、もっと続けていたいという気持ちだけでここまできた。自信などなくても死なないのだけれど。何だか何をしていても焦って焦って仕方がない。

もう少ししっかりします。


こんな日に聴いた音楽(順不同)

*「天使と羊飼い」(Angyalok es pasztorok) (典礼文より,大熊進子訳詩/コダーイ作曲)
 合唱曲。合唱をやめる前に一度歌いたかった。でも、楽譜を見てみるとAltoの音域が割と低い(5年ほど前に合唱をしていた時はAltoのIかMezzoのIIを歌っていたが、児童合唱団に所属していたときはSopranoだったので、実は自分が典型的な(?)Altoであるのかどうかはわからないのだが)。

*「第六の幸運をもたらす宿」(Malcolm Arnold作曲)
 管弦楽曲。以前一度この日記に書いたことがあるような気がするので今日は詳細を省略。久々に聴いて涙。

*「All In Love Is Fair」(Stevie Wonder/"Innervisions"より)
*「Don’t You Worry ‘Bout A Thing」(Stevie Wonder/"Innervisions"より)
 この2曲をこの順で聴くのがミソ(?)だと思う。何とも言えず良い。また涙。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)