風紋

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2003年03月03日(月) 風と雨 / ひなまつり / 時間についてのメモ / 疲れやすさ

お昼過ぎまで雨がぴしゃぴしゃと降り、夜は風がごうごうと吹いていた日。春一番が吹いたところがあるそうだ。

頭が痛い、身体がだるいと呟きながら、それでも同僚や後輩が研究室に居たのに何となく励まされて(?)結局かなり遅くまで大学にいた。帰りしな、冷たい風が強く吹いていた。寒かった。けれども、こんな冷たさの風ももうすぐ暖かい風にかわるのかなと思うと、この冷たさが愛しくて愛しくて、全身で風の強さと冷たさを感じながら帰ってきた…ら、やっぱり寒かったけれど。

風の強い日や、土砂降りの雨の日が割と好きだ。風が吹くと埃っぽくなるとかコンタクトレンズがずれるとか、雨が降ると自転車で外出しにくいとか服や靴が濡れるとか、そういうことを除けば、強い風に吹かれているのも、土砂降りの雨に打たれているのも割と好きだ。


今日はひなまつり。子どもの頃のひなまつりの思い出は何だか薄いピンク色のイメージ。私もいつかおひなさまみたいになりたいと思っていたのは恥ずかしいほど昔の話(と書くとますます恥ずかしい)。

ひなあられを食べたかった。「ひなあられが食べたい」ということをひなまつり当日になるまで自覚しなかったのが悔しい。スーパーマーケットで売っているものでかまわない(むしろスーパーマーケットで売っているものを欲しい)。明日でも売っているだろうかな。


メモ
「私が病気で死のうが地震で死のうが、そんなことで時間そのものが止まるわけはない。私が死んだ翌日も太陽は昇るだろうし、私の腕時計は電池がなくなるまで動き続けているだろう。
 しかし、私が生きているあいだだけ流れていて、私が死ねば止まってしまうもの、それもやはり時間と呼べるのではないか。生きているということと完全にひとつになっている、そんな時間があるのではないだろうか」
(朝日新聞2003年3月3日,「時のかたち」欄。「年男」(木村敏[精神科医])。全文のうち最後の2段落を抜粋)

以前、非常に悲しいことがあった時に、時間があまりにも淡々と流れるのに違和感を感じて、それをとても冷酷だと感じ、しかし反面とてもやさしいと感じたことがある。その時のことを思い出した。


何故なんだか理由はわからないのだけれど、ここのところ少しばかり疲れやすくなっている。忙しいわけでもないのに…、むしろ何もしていないのに…、と思うと悔しい。季節の変わり目だからか?

花粉症で眼が痒い。舌を噛みそうなややこしい名前の点眼薬を1滴ぽとんと眼の中に落とす。1つ目を点したらもう1つは5分以上の時間をおいて、っと。耳鼻科には行こうかどうしようか迷っている。

季節の変わり目で暖かくなったり寒くなったり、花粉症が発症したりで、何かと体調を崩しやすい季節かと思います。どうぞ皆様、ご無理なさらずに。お体にお気をつけください。どうか少しでも優しく春が訪れますように。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)