風紋

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2003年02月11日(火) 電車は落ち着かない / 待ち合わせ / 買ったCD / 読んでみようと思う本、というか…

昨日今日とあまり調子が良くない。地に足のついていない感じ。昨夜はなかなか眠れずに、ずっとのたうち回っていた。悔しい。


最近、電車に乗った時に、妙に落ち着かない気分になることがある…というか、どう表現すればいいのだろう…ふわふわした気分になることがある。なぜかなと考えてみた時に、それは電車が自分で歩くよりもずっとずっと速いスピードで移動するので、あまりにも速いスピードで移動するということについていけなくて、落ち着かない気分を引き起こしているのかなと思った。ただ、今の自分の日常を考えてみると、大学やアルバイト先、その他いろいろなところに行くのに歩いていくわけにはいかない(遠すぎる)のも事実で、電車(あるいはバスや自動車)を使うしかないのだけれど。自転車に乗っているときは、まだ落ち着いた気分でいられるような気がする。

けっこう気分的にきついので、寝てしまうことも多い…というか危ないのだけれど。今日は乗った直後から降りる直前まで寝ていた。


所用で後輩と待ち合わせをした。ここで待ち合わせようねと決めた場所は、割と待ち合わせの場所としてよく使われるところで、他にも人を待っている様子の人がたくさんいた。しばらくそこに居ると、誰かを待っている様子の人のもとに、待たれていた人が訪れる風景をたくさん見ることができた。その時、待っていた人も、待たれていた人も、なんて嬉しそうな表情を見せるのだろうと思った。

特に、待っていた人の方の変化が劇的だった。今まで無表情に、少し不安そうに待っていたのが、待ち人が来た途端に生き生きと嬉しそうな様子になる。その様子は、こちらも思わず微笑んでしまうような感じだった。良かったね、無事に会えて本当によかったね、と。まぁ、休日の午前中の、しかも割と賑やかな場所だったので、これから遊んだりお茶をしに行こうという人が多かったであろうせいもあろうが。

自分自身の、いくつかの、待ち合わせの経験を思い出した。待ったり、待たせたり。会えるだろうけれど、でもちゃんと会えるかな、と思って不安になって、やっと会えた時の安堵感。と、別れた後のなんともいえない寂しさ。

そのうちに私のもとにも後輩が来てくれて、やっぱり安堵して笑っている自分がいた。


CDを2枚買った。
・Music for Organ and Brass(Arthur Wills(Organ)/The Cambridge Co-operative Band)(詳細
・Innervisions(Stevie Wonder)(詳細

前者は衝動買い。後者は薦めていただいたもの。


読んでみようと思う本、というか、手に取る勇気があるかどうかわからないけれど今、自分がこれを読むことが必要であると感じているが、最後まで読みきる力が自分にあるだろうかと思っている本…をメモ程度に。

野田正彰 「喪の途上にて―大事故遺族の悲哀の研究」(1992年,岩波書店)(詳細

人が死んでしまうのは嫌だ。嫌だ、というのも変な言い方だけれど。でも、「嫌だ」の先を、私はまだ見つけられずにいる。

また春が来る。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)