風紋

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2003年01月12日(日) 風邪について / 夢を見た / 風紋を見たい / 明日は

…けほけほ。 

…という程度にはなった。風邪。

昨夜、かなり夜遅くまで起きていて、論文を読んだり日記を読んだり書いたりしていたのだけれど、そうこうするうちに、体調は限りなく普通の状態に戻ってきたなという気はしていた。朝、目が覚めた時も、あまりふらふらした感じがなかったので、治ったなと思った。しかし声を出そうとすると、ひどいかすれ声になっていた(喋ろうとして思ったような声が出ないことに私自身が一番驚いた)。今は少し良くなっているのだろうか。喋ると風邪をうつしてしまうと思っているから、今日は家族ともあまり顔を合わせなかったし、喋らなかったのだけれど。

そういうわけで、喉がまだ本調子ではない。ガラスのコップを噛み砕いて飲み込んだ時のような痛み。…そこまでひどくないか。だいたいガラスのコップを噛み砕いたことがないので、その時にどれほど痛いか知らないのだけれど。

風邪をひいたときは、夜眠るのがほんの少しだけ怖くなる。朝、目が覚めた時に、風邪がもっとひどい状態になっていることが多いから。喉ががらがらになってしまっていたり、鼻が全然通らなくなってしまっていたり。翌朝、どれだけひどくなっているのだろうと思うと、眠らない方がいいかなと思わないでもない。


まだ私は風邪だから無理してはいけないんだという勝手な言い訳をつけて(本当のところはそれほどひどくなかったので、単にゆっくりしたかっただけなのだけれど)、夕方までは、昨日と同じように眠ったり起きたりしていた。

いくつか夢を見た。1つは夏の夢で、もう1つは秋の夢で、他にもいくつかの種類の夢を見ていたような気がする。起きた時に、忘れていたことを思い出したような、やっぱり忘れたような、忘れたままでいたかったような、思い出してはいけなかったような、でもやっぱり思い出したかったような、反対に思い出したいことを忘れたような、懐かしいような、悲しいような、それらが全部混じった妙な気持ちになった。

1年に何度か、そういう感じの夢を見ることがある。夢を見て、そういう気持ちになることがある。そういう時は、たいてい、日常生活での緊張が少し緩んだ時…であるように思う。詳細に記録を取っているわけではないから、本当のところはよくわからないけれど(あぁ、単に眠りすぎという説もあるか…)。

そんなに緊張の多い日常を送っているという自覚もないし、日常でそんなに多くのことを我慢しているわけでもないのだけれど。

別にどんな夢を見たっていいじゃないの…と思ってはみるものの、無意識のうちに忘れようとしていたことをふっと思い出させるような夢を見た後は、少し心穏やかでなくなるような気もする。


風紋を見に行きたいと思う。こんなタイトルの日記を書き、こんなハンドルネームを名乗っているくせに、実際には風紋も浜梨も見たことがない。どこで見られるのかよく知らないのだけれど、見に行きたい、と思う。

しかし、初夏の頃に紫陽花を見に行きたいと言っていて挫折し、秋にはコスモスを見に行きたいと言っていて挫折した私なので、どうなることかわからない。でも行きたい。


明日は依頼演奏。そろそろ眠らないと、遅刻することはわかっているのだけれど、あんまり眠る気になれない。研究会で文献紹介の順番が当たっているのに、その準備が全然できていないので、実は少し気が重い(こんなことを思っては駄目だな…とは思うものの)。空き時間が少しあるので、その合間にでも読むか、と思っている。

2ヶ月ほど楽器をまともに触っていないので、きちんと演奏できるんだろうか、という懸念も多少ある。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)