1st
どうして一番なんだろう?あなたは一番なんだろう?

2004年09月23日(木) めも。

世界の中心出会い系を叫ぶ。

だいたい最初と最後をあわせときゃ何とかなるって典型(ぉ
そもそも世界の中心ってなに?
自分だろ。
自己チューが愛を叫んでるんだよ。
はんっ。





「くだもの」


胸が腐ってしまったのです

苺を植え
あなたのために
水をやり
毎日思っていたけれど
気づくと
ぽつり、ぽつりと
枯れ落ちて

胸が腐ってしまったのです

いま
私の胸から
すえた苺の匂いが漂い



(中断)





髑髏に苺の蔦が絡まる。
そういう感じ。
甘い死、ストロベリーデス。


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2004年09月13日(月) うえ

何だろう、詩が嫌になるときって
たいがい批評を読むときなんだな。
で、詩自体への批評じゃなくて
その周辺での勢力争いというかさ
自分への権威付け(に見える
ような行為?
犬が喧嘩してるみたいなのを見るのが嫌なんだよ。
低俗過ぎるよ、いい大人が。

まじで腹立つって言うか気持ち悪い。
現代詩フォーラム、お腹一杯ですよ。


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2004年09月11日(土) 群青日和

を効いた。
もとい聞いた。
っていうかカンフル剤になった。
ジガバチの娘を書いたあとで

靴を三足買って
美味しいかき氷を食べて
東京事変をがりがり聞いたらなんか充電できた。

おかしな方向に進め、面舵外れましたー!!みたいなね。
そういう気分ですよ。






「18℃」


頭痛は冷やせば治るって
あんたに吹き込まれて
だから18℃
流れようのない最低さ
あたしはこの冷えた部屋に
背中をあずけ、とぎすまされてる

首筋を神様がぐりぐりしてる
万力魔神って、呼んでる
あたしの神様
顔があんたに似てる、だから
いまさら床になぞる
冷えたいのちの名前

安っぽい薬なんかで制御できるなら
あたし
あんたに恋なんてしなくて
頭痛もないから
流れてる
ガラス越しの赤ん坊に眩しさを感じてる
その意味も
きっとないはずなんだ

あたしを捨てるくらいなら
いまさらドアを叩いたりしないで
すき間から漏れる冷気で
この部屋を知ったりしないで

蹴破って入ってくる
あんたの目の前で
万力魔神が肩を抱いてる
あたしの首を刺激してる
毛細血管なんてお呼びでない
一番だいじな人を連れてこいって

だからあんたが来たなら
いまさら安っぽい薬で
あたしを制御したりしないで
冷えたこころを
布団で温めたりしないで
わかったような顔で
この部屋の温度が
温かければいいなんて思わないで

あんたを前に抱きながら
背中越しの18℃と交わる
その意味はあるの
急上昇して、そのまま頭痛ごと
あんたが蒸発すればいいのに
それをさせない万力魔神
あんたの残酷さと交わってる、締め上げていく


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2004年09月10日(金) ノライヌ

すごく久しぶりにpoeniqueを覗いてみる。
詩会を読む。
特に過去のログ周辺。

たぶん、もうここにはでれない。
これから先、こういう磁場の渦巻いてるような場所で
やりとりをできるようなスタミナが
僕の言葉には生まれてこない気がする。

枯渇してるんだけど。
以前のように、その枯渇に対して危機感がわかない。
書き手として終わってるのか。

枯渇?っていうのは適当じゃない。
体の中身が空っぽな感じ。
書きたいものがなくて、書きたい言葉が無くて。
いや、書きたいものはあるんだけどそれが切実なレベルじゃない。
つまり詩になるための理由がない。
実存とか肉体性?
僕が詩人としてここにいていい理由がない。

そしてそのことに危機感がない。
嫌だなあ、とか全然思えない。
ただ空っぽな感じ。
詩人としての自分がどこかへ歩いていってしまった。

どこにいるんだろう?
なんか、見知った犬がどこかへ行ってしまった感じだなあ。





「ジガバチの娘」

臍のうえ
私の中に虫がいて
ごろりと寝ころぶ
指のさき
ちくちくしている
虫がとれない
もう、何年も前から

飼い慣らしながら歩いてきた
死にぞこないの虫を
でもいつからか
私が奴隷で、虫が主人だった

まだ見たことのないお前は
きっと芋虫だ
私の肉に根を張って
毎日を眺めている

雨の匂い/風の速度/草の味
私は知らない
私の代わりに記憶してくれている

ジガバチが、私の母親だったらいい
豚のようなお母さんより
冷たくて、鋭い
いつかお前の母親に出会うことがあったら
私もジガバチの娘にして

ぷつっと
指の先が裂ける朝
そこから、息ができたら爽やかだろう
首筋にお前が
羽をそびやかし
一言も告げずに飛び去る

私の全てを抱えて、窓の隙間から出て行け
そのとき初めて
からっぽのじぶんで
この世界を記憶し始める


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2004年09月09日(木) ちょっとだけ。

現代詩フォーラムで当分動いてみようと思う。
色々片づいたので
少し詩を書いてみる。





「叫んで」


名前を叫んでください
教室の窓際
規則正しいリズムを奏でる
僕のシャープペンに向かって

名前を叫んでください
グラウンドを
誰よりも速く駆ける
僕の靴音に向かって

名前を叫んでください
あなたの膝の上で
これ以上ないというような
僕の寝息に向かって

名前を、叫んでください
他の誰でもないあなたに
呼び止めて欲しい
動き続ける僕の手に
走り続ける僕の足に
吐き出されている、僕の呼吸に
もう、お休みなさいと

名前を、叫んでください
他の誰でもないあなたが
最後に僕の名前を呼んでください





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しゅう。 [MAIL]

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